ラグビー日本代表、PNC優勝賭け米国と対戦へ

【スバ=矢萩雅人】ラグビー日本代表は10日午後4時35分(日本時間午後1時35分)からフィジーのスバで、パシフィック・ネーションズ杯(PNC)最終戦の米国戦に臨む。フィジー、トンガに連勝している日本は、同じく2勝の米国に勝てば優勝となる。9日はスバ市内で調整し、フッカー堀江(パナソニック)は「相手は大きいが、運動量で上回りたい」と語った。

前日練習に臨む田中史(中央)らラグビー日本代表の選手たち(9日)=伊藤紘二撮影

田中史(キヤノン)にとって、3度目のW杯出場が目前に迫っている。不動のSHとして臨んだ過去2大会とは違い、34歳で迎える今大会は若手との激しいポジション争いに身を置く立場。「闘争心はずっとある」と、W杯メンバー発表まで最後の公式戦で健在ぶりを見せつけるつもりだ。

7月下旬の盛岡合宿で右太ももをけがし、別メニュー調整が続いた。本大会まで2か月を切った時期での離脱にも、「おっさんになって心に余裕ができた」と焦りはない。その間、PNCの2戦では茂野(トヨタ自動車)、流(サントリー)の両SHが持ち味を発揮してチームを勝利に導いたが、「誰が出ても勝つのが一番」と泰然自若の構えだ。

前回大会の直前もPNCを戦った。当時は漫然と練習するチームメートに厳しい声をかけるなど、中心選手として試行錯誤を続けていた。4年がたち、「今は僕が何も言わなくても、自分たちで考えながらプレーできている」とチームの成長を実感する。

だからこそ、ポジションを譲るつもりはない。「スピードと体力では2人にかなわない。戦術やスペースを見る力で戦いたい」。近年の日本代表を引っ張ってきた自負をにじませる。(スバ 中安真人)

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