おもてなし、笑顔でトライ…ラグビーW杯ボランティア研修中

本番に向けて研修に臨むボランティアたち(7月12日、さいたま市で)

9月20日開幕のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に向け、大会組織委員会が採用した、全国12会場で計約1万3000人のボランティアの研修が着々と進んでいる。「チーム・ノーサイド」と名付けられたボランティアたちは、観客をハイタッチで出迎えるなど、案内だけでなく、試合前後の会場の雰囲気を盛り上げる役割も担う。

組織委が研修で強調しているのが「笑顔」だ。「一生に一度の出会いなので、笑顔でおもてなしをしてほしい」。本番では主に埼玉県熊谷市で働くボランティア向けに、7月に行われた研修では、担当者の呼びかけの後、口を大きく開けて声を出す練習を行った。手招きする時は胸の前で指を上にして両手を手前に振るなど、外国人観戦客に対応するためのジェスチャーの仕方も学んだ。

組織委の神野幹也ボランティアマネジャーは「ボランティアは大会の顔。W杯を運営するスタッフの一員で、日本のイメージを決める大切な役割」と話す。

組織委によると、ボランティアでラグビーのプレー経験がある人は1割程度で、これまでラグビーにあまり関わりがなかった人が4割近くいる。群馬県板倉町の大塚秀範さん(62)は外国人と交流したいと応募した。本番では、熊谷市にイベント用に設けられる「ファンゾーン」の運営や観客誘導に携わる。「いい思い出を作って帰ってもらうことが一番」と、ラジオの英会話講座を聴いて英語の勉強に励んでいる。大塚さんは来年の東京五輪・パラリンピックでもボランティアをする予定で、W杯の経験を生かすつもりだ。

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