ラグビーW杯 災害時計画…台風・地震で試合中止 グループLは引き分け扱い

9月20日に開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会などが、台風や地震の影響などで試合開催が不可能と判断された場合に備える危機対応計画を作成したことが16日、わかった。原則としてグループリーグ(GL)期間中は試合を中止して引き分け扱いとし、準々決勝以降は順延とする。過去8度のW杯で中止、順延となった例はないが、自然災害のリスクを抱える日本独自の事情を考慮した。

組織委と国際統括団体ワールドラグビーがまとめた計画によると、試合会場に台風の接近などが予想される場合、組織委内に特別チームを設置。遅くとも試合開始6時間前までに開催の可否を発表する方針だ。公共交通機関が計画運休を発表した場合などは、前日に中止または延期を決めることもあるという。

GLは40試合あり、順延では大会日程への影響が大きいことから試合を中止し、両チームに勝ち点2を与える(勝利は勝ち点4、敗戦は0)。観戦チケットは払い戻しに応じる。8強による決勝トーナメントの場合は、勝者を決定する必要があることから、中止ではなく順延する。ただし、代替会場を用意できる場合、別会場でその日に試合を実施することも検討するという。

過去のW杯は英国などラグビー伝統国で開かれ、今大会はアジア初開催。これまでと違って災害のリスクが高いことから対応策を検討してきた。組織委の関係者は「開催都市の自治体などと連携して情報収集にあたり、観客の安全を確保したい」と話している。日本大会は全国12会場を舞台に計48試合が予定されている。

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