飲食持参ダメ 知らず/売店行列 通路ふさぐ…会場テストで課題


釜石鵜住居復興スタジアムでは試合前、飲食売店の行列が長くなり、通路が混雑した(7月27日)

釜石鵜住居復興スタジアムでは試合前、飲食売店の行列が長くなり、通路が混雑した(7月27日)

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の開幕まで20日で1か月となり、開催地の準備も進んでいる。7~8月に日本代表戦が行われ、W杯でも会場となる岩手・釜石
鵜住居(うのすまい)
復興スタジアムと大阪・花園ラグビー場では、W杯本番を見据えた様々なテストが実施された。

大会組織委員会によると、表面化した課題の一つが、観客への注意喚起の徹底だ。例えば、他の大会などと違い、W杯会場への飲食物の持ち込みが基本的に禁止される。健康維持のためのお茶や水は試飲の上で認められるが、この場合も水筒のみ可能で、手荷物検査の際にペットボトルを捨てることになった来場者が散見された。組織委は観戦ガイドのツイッターアカウントを作成するなど、情報発信を強化している。

初めての国際試合となった釜石で、組織委などが最も気にかけていたのが、観客の輸送だった。会場周辺は交通規制が敷かれ、約1万3000人の観客は本数の少ない三陸鉄道とバスを使って運んだ。準備が実を結び、大きな混乱はなかった。一方で、試合前には、スタジアムの飲食売店の行列が長くなって通路をふさぎ、激しく混雑する様子が見られた。「どこに列がつながっているかわからない」という声も上がったという。

組織委は「いいテストになった。課題はいずれも改善できる」としている。9月6日に埼玉・熊谷ラグビー場で開催される日本代表―南アフリカ代表戦で改めてテストを実施し、本番に備える方針だ。

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