声援スクラム 開催都市に「ファンゾーン」

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は、全国12のW杯開催都市には、チケットがなくても楽しめる「ファンゾーン」が設けられた。観戦用の大型画面が用意され、パブリックビューイングが行われたほか、出場する国や地域の料理を楽しんだり、ラグビー体験ができたりするコーナーなどがあり、20日も多くの人でにぎわった。

東京都の調布駅前では開幕戦前から、ユニホーム姿のファンが集まった。トップリーグの選手が楕円(だえん)球の投げ方を教えるコーナーや、ロシアの名物料理ピロシキの売店があり、武蔵野市の女性(25)は「大人から子供まで盛り上がれる。私もラグビーが好きになった」と笑顔だった。

大分市では、隣接する別府市の温泉から運んだ湯を使った「足湯」が登場。高校2年の生徒(17)は友人らと足をつけながら日本戦を観戦し、「体が温まり、応援にも熱が入ります」と声を弾ませていた。

ファンゾーンは各自治体が運営し、11月2日の決勝戦まで、試合日を中心に開かれる。入場は無料で、元日本代表選手らの試合解説が行われる会場もある。

岩手県釜石市では、東日本大震災からの復興を発信するブースを用意。その他の会場でも郷土芸能の披露など、訪日客にもPRする多彩な催しが行われる。大会組織委員会は期間中、計100万人の来場を見込んでいる。

秋篠宮さま 開会を宣言

大会名誉総裁の秋篠宮さま

東京スタジアムでは試合に先立ち開会式が行われ、大会名誉総裁の秋篠宮さまが開会宣言をされた。

スーツ姿の秋篠宮さまはグラウンドに立ち、「世界中のラグビーファンを大いに魅了していただくことを期待いたしております」とあいさつ。最後に「この大会を一つの契機として、スポーツを通じた交流が、世界の人々の友情と親交を深めていくことを心から願い、ここに開会を宣言いたします」と述べられると、会場は拍手に包まれた。

その後、貴賓席に移って同妃紀子さまとともに試合を観戦。国際統括団体ワールドラグビーのボーモント会長らから説明を受けながら身を乗り出して試合を見つめ、観客席で起こったウェーブに、お二人で両手を上げて参加する場面もあった。日本代表が勝利を決めると立ち上がって笑顔で拍手を送られた。

観客と選手一体…梶原宏之さん

梶原宏之さん

W杯に2度出場し、強烈なタックルで知られる元日本代表、梶原宏之さん(52)(現・山梨学院大ラグビー部監督)は東京スタジアムで観戦。「自国開催の初戦はすさまじい盛り上がりで、観客と選手が一体になって戦った。流れるようなパスやトライなど見せ場が多かった。目標の8強、そしてさらに上を目指してほしい」と話した。

人気復活に期待「スクール☆ウォーズ」

麻倉未稀さん

高校ラグビー部を舞台にした人気ドラマ「スクール☆ウォーズ」(1984~85年)の主題歌「ヒーロー」を歌った麻倉未稀さん(59)は、滞在先のホテルでテレビを見ながら声援を送った。「ロシア代表に負けないパワフルなプレーにワクワクします。W杯が盛り上がって、また、ラグビー人気に火が付くといいですね」と語った。

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