スタンド総立ち・大歓声…桜の戦士、好スタート

松島選手の日本初トライに沸く観客(20日午後、東京都調布市の東京スタジアムで)=枡田直也撮影

やったぞ、ジャパン――。20日夜、東京スタジアム(東京都調布市)で始まったラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会。日本代表は開幕戦でロシア代表を逆転で下し、初の決勝トーナメント進出に向けて好スタートを切った。楕円(だえん)球の行方にスタジアムはどよめき、全国のファンゾーンは興奮に包まれた。

グラウンドに選手と入場する「マスコットキッズ」には、兵庫県宝塚市の小学5年生の男子児童(11)が選ばれ、リーチマイケル選手(30)と手をつないで入場した。大歓声で足は震えたが、リーチ選手に優しく肩をたたかれて落ち着いた。大役を終え、「どんどんトライを取る試合を期待しています」と声を弾ませた。

開始直後、失点した日本代表。しかし、間もなく俊足の松島幸太朗選手(26)がトライをすると、スタンドから大きな歓声が上がった。前半終了間際、再び松島選手が駆け上がり、逆転トライを決めると興奮は最高潮に。さいたま市の男性(55)は「アジア初のW杯に興奮しています。精いっぱいの応援で選手を後押しします」と意気込んだ。

直後、田村優選手(30)がゴールキックを決めると、母の真奈美さん(59)はスタンドで胸をなで下ろした。「これだけの大観衆の中でプレーする息子はすごい。何とか皆さんの応援に応えてほしい」と勝利を祈った。

試合が終了すると、スタンドは総立ちとなり、選手の健闘をたたえた。東京都八王子市の会社員男性(64)は、「本当に感動した。今夜は寝られそうもない」と笑顔で話した。家族で観戦した福岡市の会社員男性(30)は「次は強豪アイルランド。勢いに乗って正面からぶつかって」と期待を込めた。

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