オーストラリア、目覚めた後半…ベテラン投入 推進力

T(トライ)は5点、G(ゴール)は2点、PG(ペナルティーゴール)は3点、DG(ドロップゴール)は3点

今大会最初の番狂わせなるか――。後半3分、フィジーは豪州のパスミスを拾ってそのままトライ(ゴール)につなげ、リードを9点に広げた。スタジアムが異様な雰囲気に包まれる中、前回大会準優勝の豪州は、経験と強みを生かすことで試合をひっくり返した。

流れを変えたのは、代表として100試合以上の出場経験があるスクラムハーフのゲニアだった。後半途中からピッチに入ると、すぐに相手の背後を狙う絶妙なキックでフォワード(FW)を前に出した。過去2度のワールドカップを知るベテランは、相手防御に的を絞らせないパスワークで攻撃のテンポを上げ、前半になかった推進力を生んだ。

後半21分、豪州のラトゥ(下)が逆転のトライを決める

FWが前に出始めると、チームの強みが生きてくる。後半16、21分とゴール前のラインアウトからモールでトライを奪って25―21と逆転。途中出場でスタンドオフに入ったトゥームアは「後半にペースを上げようと(ゲニアと)ベンチで話していた」とイメージ通りの展開に満足げだった。

「交代選手がいいものを持ってきてくれた。モールも、たくさん練習してきた強みを生かそうと思った」と主将のフーパー。2度の優勝を誇る実力は確かだった。(今井恵太)

フィジー・マッキー監督 「前半はボール回しがよかったが、後半は(豪州に)ボールを支配されてしまった。残り3試合に向けて、モールの防御を修正したい」

豪州・チェイカ監督  「ゲニアは、経験を試合で出してほしいと思って投入した。最初は(試合の)テンポが悪かったが、基本に立ち返ることでよくなった」

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