[データで見る]日本 キック処理に課題…ミス次々 後半落ち着く

20日のロシアとの開幕戦を制した日本。30―10で逆転勝ちしたものの、前半38分までは格下の相手にリードを許す苦戦を強いられた。地元開催のプレッシャーからキック処理やノックオンなどのミスが相次いだのが、後手に回った要因だった。

データスタジアム社の集計では、日本がボールを扱う際にミスを犯した「ハンドリングエラー」は、前半だけで12(キックキャッチのミスは2)に上った。試合開始直後、相手のキックオフで主将のリーチが捕球できず、こぼれ球を拾おうとしたW杯初出場の姫野も「あがりすぎて一番いいマインド(心理状態)に持っていけなかった」と落球。前半4分にはトゥポウがキックをそらし、相手の先制トライにつながった。前半15分過ぎには、キックのけり合いから松島が捕球したものの、タッチラインを踏んでしまい、相手ラインアウトとなった。

前半38分に松島のトライで逆転すると、日本はようやく冷静さを取り戻し、ミスも減っていった。後半のハンドリングエラーは6(キックキャッチミス1)へと半減した。

キック数も、前半は日本16、ロシア24だったのが、後半は日本14、ロシア12とともに減少。リーチは「相手の蹴ってきたものをできるだけ(拾って)アタックして、無理なら(ロシア防御の)奥に蹴る(意識だった)」と話した。前半は多彩なキックで日本の防御をかく乱したロシアのジョーンズ監督は、「日本はキックのゲームをやめようと戦術を変えた」と振り返った。

次はグループリーグ最大の強敵となるアイルランド戦。日本は6日の南アフリカとの強化試合に続いて浮き彫りとなった「キック処理」という課題を克服し、本来の戦いを取り戻せるかがカギとなりそうだ。(平地一紀)

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