[タッチキック]歌声はノーサイド

ラシーヤ スヴェシシェーンナヤ――。20日の開幕戦前、会場の東京スタジアム近くを歩いていた時、耳慣れない歌が聞こえてきた。

声の方へ向かうと、そろいのTシャツを着た日本人の男女が、ロシア国歌をカタカナで記した歌詞カードを配り、「一緒に歌いましょう」と誘っていた。聞けば、出場チームの歌で会場を盛り上げる「スクラムユニゾン」の活動だという。

最初は数人で恥ずかしそうに歌っていたが、歌声を聞いたロシア人らが輪に入り、すぐに100人規模の大合唱に。胸に手を当てたり、肩を組んだりして大声で歌う姿は圧巻だった。

ロシアから来たセルジ・レイコフさん(60)は「すばらしい時間だった。友達がたくさんできた」と喜び、日本のファンと握手や記念撮影を楽しんでいた。

W杯は国籍を超えた一大イベント。各国の文化を知り、心を通わせる機会にしたい。(社会部 福益博子)

関連ニュース

<<
ニュース一覧へ戻る
>>