[ラグビーW杯]山中 強豪食い止めろ…最後のとりで 安定感

アイルランド戦に向けて調整する山中ら日本代表の選手たち

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本代表は25日、グループリーグ2戦目のアイルランド戦(28日・静岡エコパスタジアム)に向け、浜松市内で練習した。パワーとスピードを兼ね備えたアイルランドの大型バックス陣に対し、先発が予想されるフルバック山中(神戸製鋼)が最後のとりでとして立ち向かう。

ロシア戦では後半30分から出場。攻め込まれたピンチで自陣深くからロングキックで陣地を回復すると、力強い突破でも会場を沸かせた。

大阪・東海大仰星高、早大で日本一となり、注目を浴び続けながらW杯には手が届かなかった。昨季、フルバックにポジションを移して才能が開花。それまでのスタンドオフやセンターのようなゲームメイクの負担が減り、「やることが明確になった」と、1メートル88、95キロの大柄な体格を生かしたダイナミックな突破で攻撃に勢いを生む。

31歳となり、精神面も充実してきた。早大に入学した際、髪を茶色に染めてパーマをかけて入寮し、当時副将だった五郎丸(現ヤマハ発動機)に一喝されるなど、かつてはやんちゃな一面もあった。天才肌な一方、プレーに波があると指摘されることも多かったが、試合へ向けた入念な準備と自分の役割に集中する意識が安定感を生んだ。

「好きじゃない」と及び腰になることもあったタックルも、「嫌とか言っていられない。W杯で死んでもいいというぐらいじゃないといけない」。とことん体を張り、強豪を食い止める覚悟だ。(中安真人)

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