リーチは スーパーサブ…あすアイルランド戦

 アイルランド戦を前に、笑顔で記者会見する日本代表のジョセフ・ヘッドコーチ=伊藤紘二撮影
アイルランド戦を前に、笑顔で記者会見する日本代表のジョセフ・ヘッドコーチ=伊藤紘二撮影
 【控え】坂手、バル、松田(以上パナソニック)、中島(神戸製鋼)、ファンデルバルト(NTTドコモ)、リーチ(東芝)、田中(キヤノン)、レメキ(ホンダ)
【控え】坂手、バル、松田(以上パナソニック)、中島(神戸製鋼)、ファンデルバルト(NTTドコモ)、リーチ(東芝)、田中(キヤノン)、レメキ(ホンダ)

日本代表は28日、グループリーグ2戦目のアイルランド戦を静岡エコパスタジアムで戦う。世界ランキングは日本の9位に対し、アイルランドは2位。前回大会で南アフリカを破ったのと同じように、世界トップレベルの相手から金星を挙げることができるか。26日には両チームの出場予定メンバーが発表され、日本は主将のリーチが先発から外れた。

「最後の10分でインパクトを」

アイルランドは、22日のスコットランド戦でフォワード陣が力を発揮し、27―3で完勝した。公式記録によると、マイボールのスクラム、ラインアウトの成功率はともに100%で、モールを押し込んでトライも奪った。タックル成功率が95%をマークするなど堅い防御が光り、欧州6か国対抗でしのぎを削るライバルをノートライに封じた。

日本としては、確実なタックルで相手の前進を止めるとともに、ボールを奪ったら素早く攻撃を仕掛けて揺さぶりたい。30―10で逆転勝ちしたロシアとの開幕戦(20日)ではミスが目立った相手キックへの対応も改善が必要だ。

日本はロシア戦から先発を4人入れ替える。開幕戦はけがの影響でメンバー外だったマフィ、途中出場の具智元、トンプソン、山中がスタメンに名を連ねた。6日の強化試合、南アフリカ戦で右ふくらはぎを負傷したウィング(WTB)福岡(パナソニック)は初戦に続いて欠場する。

リーチをベンチスタートにした理由について、ジョセフ・ヘッドコーチは、姫野やラブスカフニが好調なことに加え、「我々が勝てるかどうかは、最後の5~10分にかかっている。経験値が高く、インパクトを与えることができる控えが必要」と説明。相手のキックに対応するため、初戦はフルバックだった1メートル88と長身のトゥポウをWTBで起用することにしたという。

通算対戦成績は日本の9戦全敗。2017年に国内で対戦した時は、若手中心の相手に2連敗した。中村は、「後半にチャンスがあると思う。前半は相手の圧力を我慢し、(点差を)離されないようにしたい」と意気込んだ。 (矢萩雅人)

ゲーム主将 ラブスカフニ

 ロシア戦でトライを決めるラブスカフニ
ロシア戦でトライを決めるラブスカフニ

リーチに代わってゲーム主将を務めるのは、南アフリカ出身のフランカー、30歳のラブスカフニだ。26日の記者会見では「チームは非常にいい動き。試合が本当に楽しみ」と端正な顔でほほ笑んだ。

1メートル89、105キロ。タックルと密集戦での強さがあり、南ア代表に選ばれたこともあったが、試合出場の機会はなかった。「新たな挑戦」と決意して2016年に来日し、今大会直前に日本代表資格を取得。リーダーシップが高く評価されている。代表デビューとなった7月のパシフィック・ネーションズ杯のフィジー戦でも、リーチが負傷明けで控えに回ったため、ゲーム主将を任された。

W杯開幕のロシア戦では持ち味を存分に発揮した。公式記録によると、タックル数は堀江と並んで両チーム最多の16回。献身的なプレーでチームを支えると、攻撃でも後半6分、相手から球を力ずくで奪い取り、約55メートルを独走、追いすがる相手も左手1本で押し返してチーム3本目のトライを決めた。

動きの硬い選手が多い中で緊張を感じさせなかったのは、重圧を「生きがい」だと思う心持ちだ。「全員が努力を重ねてきた。何をすれば(目標が)現実になるか、皆が理解している。あとは試合で力を見せるだけ」。強敵を前に、その存在感はひときわ際立つだろう。 (中安真人)

アイルランドは セクストン欠場

アイルランド代表は26日、静岡県磐田市で日本戦へ向けて練習し、出場予定メンバーを発表した。

22日のスコットランド戦からは、昨年の世界年間最優秀選手に選ばれた司令塔セクストンら、先発は4人が入れ替わった。セクストンはこの試合で右太ももを痛がるそぶりを見せて途中交代しており、日本戦は欠場する。シュミット監督は「中5日ということもあり、プレッシャーを少し軽くしようと思って休ませた」と説明した。

日本のスピードのある攻撃やナンバー8マフィの突破力を警戒しつつ、指揮官は「(キックを多用する)キッキングゲームでは分がある」と自信を見せた。スクラムハーフのマレーは「W杯は何が起こってもおかしくない。平常心でプレーしたい」と気を引き締めた。

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