[タッチキック]釜石開催 震災へ思いを

大勢のファンがW杯を楽しんだ

まるで同窓会だった。25日の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム(岩手県釜石市)でのW杯初試合。2005~07年に釜石通信部の記者として勤務した当時、お世話になった人たちと再会を喜び合った。

市立鵜住居小学校を防災教育の取材で訪れたことがある。小学校は11年に津波に襲われ、跡地にスタジアムができた。その過程では批判もあった。W杯誘致やスタジアム建設に関し、「震災復興を優先すべきだ」との声を耳にした。

それでも、W杯準備に奔走した市職員で、今は岩手県に出向中の菊池太介さん(41)は言う。「W杯という目標があったから、復興に向けてみんながより頑張れたんだと思う」

スタジアムの一角では、津波の経験を地元の高校生が来場者に語っていた。少しでも津波の恐ろしさが伝わり、犠牲になった方々に思いをはせるきっかけになることを願った。被災地でW杯を行う意義を感じた一日だった。 (運動部 帯津智昭)

関連ニュース

<<
ニュース一覧へ戻る
>>