[データで見る]リーチ、ラブスカフニ、姫野…桜の壁 FW第3列

28日に優勝候補アイルランドを19―12で撃破した日本。フォワード(FW)第3列のリーチ、ラブスカフニ、姫野の3人が攻守にわたる活躍で金星に貢献した。

全タックル成功/「キャリー」圧倒

日本は後半18分の福岡の逆転トライと田村のゴールで16―12とした。その直後、アイルランドは選手4人を入れ替え、総攻撃をかけてきた。重く強いFW陣が執拗(しつよう)に密集の周辺を突いてきたが、リーチやラブスカフニを中心に「桜の壁」を築いて突破を食い止め、ギリギリの攻防が約4分続いた。最後は自陣ゴール前のラックで、堀江が低いタックルで相手選手を倒すと、姫野が「チームの窮地を救いたい」と球を奪い取るジャッカル。球を離さない反則を誘い、日本は危機を脱した。

データスタジアム社の集計によると、球を持ち運んだ「キャリー」の回数と距離は、姫野が14回、91メートルでいずれもチームトップ。福岡の逆転トライの直前も、敵陣ゴール前に迫って好機を作り出した。防御でも7回のタックルを全て成功させた。

マフィの負傷により、前半30分から出場したリーチは、「キャリーもタックルもガンガン行こうと覚悟を決めていた」。タックルは11回全てを成功させ、キャリー1回平均の距離も8・5メートルでチーム4位タイ。リーチに代わってこの試合で主将を務めたラブスカフニもタックルは10回全て成功。ジャッカルを試みたのも5回でチーム最多だった。

チーム全体でみても、キャリー数では日本の126回に対し、アイルランドは125回。ところが、キャリー距離は日本の842メートルに比べてアイルランドは587メートルにとどまり、日本の防御の堅さを裏付ける。テンポの速い連続攻撃と粘り強い防御でアイルランドを疲弊させ、我慢比べを制した日本。決勝トーナメント進出へ向け、大きな自信を得た一戦となった。(平地一紀)

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