サモアは「シバタウ」…「ハカ」だけじゃない、俺たちの叫びも聞いてくれ!

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会では、ニュージーランドなど4か国の代表チームが、キックオフ直前に披露する踊りのような「儀式」にも注目が集まる。「ウォー・クライ」と呼ばれ、気迫あふれる掛け声で自分たちを鼓舞し、相手を圧倒する意図があるという。

◆負けないよう 相手方も陣形

英語の「war(戦い)」「cry(雄たけび)」を組み合わせた言葉で、各国で古くから伝わる伝統的な儀式がルーツという。

オールブラックス(ニュージーランド)は「ハカ」

ニュージーランド代表の「ハカ」

世界的に有名なのは、ニュージーランド代表オールブラックスの「ハカ」だ。

先住民族マオリが戦いの前に踊ったとされ、今では冠婚葬祭や学校の式典などでも披露される。ラグビーでは100年以上前、観客を楽しませる目的もあって行われるようになったといわれ、舌を出したり、地面を力強く踏んだりするしぐさは日本でも知られる。

他の3か国のウォー・クライもユニークだ。

サモアは「シバタウ」

サモア代表の「シバタウ」

10月5日に日本代表が対戦するサモア代表の「シバタウ」は、軽快なリズムで次々にポーズを決める。

動画はこちら。

 

トンガは「シピタウ」

トンガ代表の「シピタウ」

トンガ代表の「シピタウ」は、拳を地面に突きつけ、力強く胸を手でたたく特徴がある。

フィジーは「シビ」

フィジー代表の「シビ」

フィジー代表のものは「シビ」と呼ばれ、腰を低くして大声で叫び、最後は勢いよく跳びはねる。

W杯のチーム参加規定では「伝統的文化儀式」と定められ、過去の大会から4か国が慣例的に行っている。いずれも数十秒から1分半程度で、参加規定ではハーフウェーラインから10メートル以上離れて行わなくてはならない。一方、儀式を見せられる相手チームはラインを越えてはならず、見ている間に気持ちで圧倒され、不利にならないように工夫している。

多いのは、背中で手を組んで横一列に並んで対峙(たいじ)するスタイルで、9月21日のニュージーランド対南アフリカ戦でも見られた。

過去の国際試合では、V字形に並んでラインに向かって進み、気迫負けしないようにする代表チームもあったが、後ろを向くなどの対応は礼儀を欠く行為とみなされるという。

大会公式インスタグラムでは、4か国のウォー・クライ、「ハカ」「シバタウ」「シピタウ」「シビ」の動画を見ることができる。

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