スコットランド足攻…完封 勝ち点5

前半33分、サモア選手を振り切ってトライするスコットランドのレイドロー(中央)=川崎公太撮影

前半33分、サモア選手を振り切ってトライするスコットランドのレイドロー(中央)=川崎公太撮影

T(トライ)は5点、G(ゴール)は2点、PG(ペナルティーゴール)は3点、DG(ドロップゴール)は3点 ※スコットランドは後半に認定トライ=7点=2を含む。

T(トライ)は5点、G(ゴール)は2点、PG(ペナルティーゴール)は3点、DG(ドロップゴール)は3点 ※スコットランドは後半に認定トライ=7点=2を含む。

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は30日、日本と同じグループリーグA組で、スコットランドがサモアに快勝し、1勝1敗とした。4トライ以上で得られるボーナス点を加え、勝ち点5を獲得した。サモアも1勝1敗。1日は試合がない。

キックパスぴたり 主導権

慣れない蒸し暑さからボールが手につかず、序盤のスコットランドはミスを連発した。じれったい流れを変えたのは、才能と経験を併せ持つバックス陣だった。

司令塔ラッセルの右足から流れが変わった。前半29分、スペースを見つけて右から左へキックパスを通し、最初のトライをもたらした。4分後には、レイドローが相手のタックルを外してインゴールへ。さらに、欧州6か国対抗で2年連続最優秀選手に選ばれたこともあるホッグが約45メートルのドロップゴールを決めた。「汗でボールが滑るからキックを使うようにした」とラッセル。柔軟な判断が、得点に結びついた。

初戦はアイルランドに完敗。その強敵を日本が破った試合を、選手の多くがテレビで見届けた。A組で2位以内に入るためには、もう負けられない。重圧に打ち勝ってボーナスポイントもつかみ、タウンゼンド監督は「今、自分たちがやれることを示してくれた」と選手をたたえた。

落球やパスミスなど攻撃面では粗さも目立つが、肉弾戦を得意とするサモアを零封し、防御面では改善も見られた。「(この勝利が)復活のきっかけになる」とラッセル。反転攻勢の気配も漂う。(財津翔)

スコットランド・タウンゼンド監督「選手が情熱を持って相手の大男にビッグタックルを何度もした。素晴らしかった」

サモア耐えきれず

試合後の記者会見に登場したサモアのジャクソン監督は厳しい表情だった。「スコットランドが非常によかった」。手も足も出ない完敗だった。

サモアの最大の武器は、体の強さを生かした突破だ。だが、相手の堅い防御に阻まれ、速いテンポの攻撃が生まれない。得点のチャンスさえないまま、前半を終えた。

思うようにいかない中で悪癖も顔を出す。後半16分には認定トライを許し、ウィングのフィドウがシンビン(10分間の一時的退出)に。34分にも認定トライを与え、フィドウが退場となった。ロシアとの初戦では2人がシンビンとなり、3試合の出場停止処分を受けた。規律が乱れるという課題は改善されないままだ。

勢いに乗れないまま、次は中4日で日本戦に臨む。主将のJ・ラムは「学んだことを生かして、日本戦に備えないといけない」。大一番に向け、気持ちの切り替えが必要となる。(南恭士)

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