精度高いタックルの雨、サモア戦でもカギ握る


アイルランド戦の後半、相手選手を止める中村(28日)=伊藤紘二撮影

アイルランド戦の後半、相手選手を止める中村(28日)=伊藤紘二撮影

日本代表は2日、グループリーグ3戦目のサモア戦(5日・豊田スタジアム)に向けて東京都内で練習し、筋力トレーニングで汗を流した。その後の記者会見では、防御担当のハンセンコーチが「サモアは大きく、積極的に突破してくる」と勢いのある攻撃を警戒。アイルランド戦でも光ったタックルの精度が問われる。

9月28日のアイルランド戦で、日本はタックルの雨を降らせた。ロックのムーア(サニックス)の23回を筆頭に、タックル成功の回数は相手より24回多い171回。前半34分、中村(サントリー)とトンプソン(近鉄)が2人がかりで強烈な「ダブルタックル」を相手司令塔に浴びせて動きを止め、会場を沸かせた。

特筆すべきがその精度だ。「タックル成功率」は93%にも及び、堅守を特徴とするアイルランドの88%を上回る。基本技術を徹底して磨いてきた成果だった。

例えばタックルする位置は「(相手が持つ)球か若干、上か下のゾーン」とこだわる。肩より上だと危険なため反則となり、下半身だと体が飛び込む状態となってかわされやすいためだ。力をうまく伝えるために右脚で踏み込む時は右肩を当てるなど細部にもこだわり、相手の勢いを確実にそいだ。ダブルタックルでは1人が下半身、1人が上半身に入って倒すと同時に、どちらかが離れて防御ラインへ戻る基本を徹底。その後のプレーで数的不利を作らなかった。

大柄な選手に向かって行く気迫がチームの士気を高めるプレーでもある。次戦でも、そんな勇敢な姿が数多く見られそうだ。(中安真人)

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