汗まみれ 滑るボール…ベビーオイル浸し練習 蒸し暑さ 海外勢苦戦

 サモア戦の前半、ボールを落とすスコットランドのグレアム〈14〉(9月30日)
サモア戦の前半、ボールを落とすスコットランドのグレアム〈14〉(9月30日)

今大会で海外勢を悩ませているのが、高温多湿の気候だ。入念に対策をしてきても、日本の蒸し暑さは想像以上のようだ。

9月30日に神戸で行われたスコットランド―サモア戦は、熱帯夜の中で行われた。神戸地方気象台によると、試合開始直前の午後7時の時点で、気温29・1度、湿度63%。スタジアムの屋根が閉じていたため風が通らず、蒸し風呂のような状態に。試合では落球などのミスが相次ぎ、サモアの主将J・ラムは「(汗と湿気で)すごく滑りやすかった。ボールがせっけんのようだった」と苦笑した。

スコットランドは、暑いポルトガルで事前合宿した。練習後には41度のお湯を張ったプールに25分間つかるよう義務づけた。それでも、日本の蒸し暑さに戸惑いを隠せない。主将のマキナリーは「すぐに汗がしたたり落ちてきた。大変な環境だ」と話す。

イングランドはボールを水でぬらし、ウェールズはベビーオイルに浸して練習するなど工夫を凝らす。だが、スクラムハーフとしてパスをさばくイングランドのハインツは「汗や湿気のウェットな感じは、雨でぬれた感じとは違う。しっかりつかんでいると思っても、手を離したときに思ったプレーとは違うことをやってしまう」と話す。

トップレベルの戦いでは、速いテンポでボールを動かす展開力が欠かせない。一刻も早く日本の環境に順応することが、決勝トーナメント進出へのカギとなりそうだ。(財津翔、帯津智昭)

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