フランス8強 若き才能…2点差ヒヤリ 逃げ切る


前半31分、フランスのラカが自らキックしたボールをキャッチしてトライを決める

前半31分、フランスのラカが自らキックしたボールをキャッチしてトライを決める

勝ち点のボーナス点を取って勝つはずが、最後は2点差まで追い詰められた。フランスにとって理想とかけ離れた試合になったが、期待の若手が能力の高さを示したことは収穫だった。

8月に代表デビューしたばかりのラカが圧巻のパフォーマンスを披露した。序盤に左サイドでボールを持つと、一気に加速して次々と相手のタックルを振りほどき、前半5分の先制トライにつなげた。31分には、スペースに蹴ったボールを自らインゴールで押さえてトライ。司令塔のヌタマックも、3本のペナルティーゴールと2本のゴールキックを決めて持ち味を発揮した。

近年は欧州6か国対抗でも結果を出せず、思い切った若返りを図って今大会に臨んだ。24歳のラカ、20歳のヌタマックは象徴的な存在だ。だが、母国では懐疑的な見方も強かったという。アルドリットは「ベスト8にも進めないと言われてきた」と明かす。

無駄な反則が多く、強みだったはずのスクラムを押されるなど粗さは残る。それでも大幅にメンバーを入れ替える「実験」を繰り返しながら3連勝。若い才能がうまくチームに融合すれば、大会中にまだまだ伸びていくはずだ。(財津翔)

フランス・ブルネル監督「重要だったのは(グループリーグを)勝ち抜くことだが、もう少しいい試合がしたかった。もっと練習が必要だ」


後半38分、トンガのカペリがトライを決める

後半38分、トンガのカペリがトライを決める

意地の勝ち点1

トンガの意地を示すかのような粘りで、格上のフランスを相手に番狂わせを起こした8年前の再現まで、あと一歩に迫った。

0―17で迎えた前半終了間際、FW陣が連続攻撃で押し込んで反撃のトライを決めた。試合終了直前には、中央から左タッチライン際へのキックパスを受けたカペリがトライ。ゴールも決まって2点差まで追い上げ、今大会初の勝ち点1を手にした。3連敗でグループリーグ敗退が決まったとはいえ、ケフ監督は「選手を誇りに思う」とたたえ、主将のピウタウも「選手が最後まで(諦めずに)やり続けてくれた」と胸を張った。

トンガの闘志が、熊本のスタジアムを埋めた観客の胸を打ったことは事実。試合終了後、フランスファンも巻き込んでスタンドから湧き起こった「トンガ」コールが、その証拠だ。(崎田良介)

トンガ・ケフ監督「前半がウォーミングアップのようだった。試合が終わりに近づくにつれて(プレーが)良くなった。立ち上がりが良ければ勝てていた」

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