危険プレー 判定厳しく…レッド はや5枚 前回は「1」

イングランド―アルゼンチン戦では、前半17分にアルゼンチンが退場者を出し、苦境に陥った(AP)

イングランド―アルゼンチン戦では、前半17分にアルゼンチンが退場者を出し、苦境に陥った(AP)

選手の安全を守るため、危険なプレーに対して厳しい判定が下されるケースが相次いでいる。退場となるレッドカードは前回大会は1枚だったが、今大会はグループリーグ28試合を消化した6日の時点で5枚に上る。ただ、判定基準の曖昧さを指摘する声も上がっている。

発端は9月21日の豪州―フィジー戦だった。フィジーの選手が豪州・ホッジのタックルを頭部に受けて負傷交代を余儀なくされた一方、ホッジは警告も受けず、トライも決めた。この判定について疑問の声が相次ぎ、国際統括団体ワールドラグビーが「基準が一貫していない」との声明を出すなど異例の事態に発展した。4日後、ホッジに3試合出場停止の処分が科された。

その後の試合では判定がより厳格になり、米国、ウルグアイ、サモア、イタリア、アルゼンチンに退場者が出た。シンビン(10分間の一時的退出)となるイエローカードも相次ぐ。その大半が危険なタックルに対するものだ。

大会前、ワールドラグビーのゴスパー最高経営責任者(CEO)は「けがを減らし、ラグビーを安全なものにしたい」と選手の安全を最優先する方針を強調した。

退場者やシンビンを出すと、チームは苦境に陥る。アルゼンチンはイングランドとの強豪対決の前半17分、危険なタックルでレッドカードを提示され、劣勢を強いられた。ニュージーランドのハンセン監督は「最善を尽くして早く適応する必要がある」と語っている。(財津翔)

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