スコットランド脅威…主力抜き 9T完封

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は9日、グループリーグA組のスコットランドがロシアに大勝し、日本との最終戦に8強入りの望みを残した。D組のウェールズはフィジーを下し、試合のなかった豪州とともに8強入りを確定させた。C組のアルゼンチンは米国に快勝した。10日は試合がない。

前半13分、先制のトライを決めるスコットランドのヘースティングズ=尾賀聡撮影

前半13分、先制のトライを決めるスコットランドのヘースティングズ=尾賀聡撮影

自由にパスを回し、自在に走り回った。主力を温存したスコットランドが、攻めては9トライ、61得点、防御でも2戦連続の完封。8強進出がかかる日本戦に向け、これ以上ないほどの勢いをつけた。

ノートライで完敗した初戦のアイルランド戦との違いは、密集でのボール争奪戦でフォワードが優位に立ったこと。こうなると、バックスの展開力が生きる。

スタンドオフのヘースティングズは前半13分、スクラムから出た球を受け、縦に突破してトライ。4分後には相手の裏にキックで転がし、インゴールで自ら押さえた。後半4分、「足の速さが強み」と話すウィングのグレアムが自陣22メートルライン付近からスピードに乗った走りと巧みなステップで一気に敵陣深くまで運び、最後はスクラムハーフのG・ホーンが、勝ち点のボーナス点獲得につながるチーム4本目のトライを決めた。

ヘースティングズは2トライ、G・ホーンは3トライの活躍で、タウンゼンド監督は「自信を持ってプレーしていた」とたたえた。「日本戦にはもちろん出たい。たぶんベンチには入れると思う」とヘースティングズ。主軸のレイドローの控えに回る可能性のあるG・ホーンも「日曜日(日本戦)には十分なエネルギーを蓄えられるようにしたい」。気持ちは日本との大一番に向かっていた。(帯津智昭)

スコットランド・タウンゼンド監督 「ボーナス点が取れて良かった。(次戦は)全ての面で日本に対応できるように、プレーの精度を高くし、セットプレーでも最善を尽くすのがカギになる」

ロシア「教訓持ち帰る」

ロシアは初出場だった2011年大会と同様、4連敗で大会を終えた。開始直後に連続攻撃を仕掛けたものの、相手の22メートルラインを越えられず押し戻されると、その後は一方的に失点を重ねて無得点の大敗。ガイシンは悔しさをかみ殺し、「ハイレベルな相手との対戦で得た教訓をしっかり持ち帰りたい」と語った。

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