8強常連の機敏なラグビー…スコットランド

英国北部のスコットランドは、連合王国を構成する4地域のうちの一つで、1707年まで独立した王国だった。ラグビーの歴史は古く、中心都市のエディンバラでは1871年3月27日、世界で最初のテストマッチ(国・地域代表チーム同士の国際試合)が行われ、スコットランドがラグビー発祥の地であるイングランドを破った。それ以来、イングランドとはライバル関係にあるが、通算対戦成績はスコットランドの43勝19分け75敗と分が悪い。

スコットランドラグビー協会が主導して強化に取り組んでいる。2016年には「ザ・スコティッシュ・ウェー」という小冊子に方向性をまとめ、「オープンで速く、機敏で、エネルギッシュなラグビー」を目指してきた。17年、かつてスコットランド代表の名選手だったタウンゼンド監督が就任。代表の主力には、スタンドオフのラッセル、フルバックのホッグらバックス陣に能力が高い選手がそろっており、協会が思い描く理想のチームが完成しつつある。

他チームに比べて、代表に外国出身選手が多いと言われている。人口約540万人の「小国」が強くなるためには、海外の有望選手の力が必要という協会の考えに基づく。今大会の代表チームでも、スクラムを最前列で支えるプロップのアラン・デル、ウィレム・ネルはともに南アフリカ出身で、ナンバー8のブレード・トムソンはニュージーランドの出身だ。

W杯には1987年の第1回大会から参加。91年大会の4位が最高で、11年を除き、過去7度の8強入りを果たしている。日本とはW杯では3戦全勝するなど、これまでは格の違いを見せつけてきた。(帯津智昭)

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