復調リーチ、みなぎる自信…「鬼になる」

雨が降りしきる中、前日練習に臨むリーチ(中央)ら日本代表の選手たち(12日)=伊藤紘二撮影

雨が降りしきる中、前日練習に臨むリーチ(中央)ら日本代表の選手たち(12日)=伊藤紘二撮影

ゲーム主将に復帰したリーチはいつにも増して落ち着き、気合をみなぎらせていた。「キャプテンが最強じゃないとチームは勝てないとずっと思っていた。調子が戻ってきたので、先頭に立って引っ張れるようになった」。言葉に自信があふれていた。

4年前の前回大会は全4試合にフル出場し、不動の主将として3勝に大きく貢献した。今大会、その立ち位置は変わった。開幕のロシア戦でパフォーマンスが上がらず、アイルランド戦はベンチスタート。サモア戦で先発復帰したが、ゲーム主将はラブスカフニ(クボタ)に譲った。

そのサモア戦では後半23分に途中交代するまで、密集で球を奪う「ジャッカル」や、ゴール前での刺さるようなタックルで何度もピンチを防いだ。そのプレーを見たジョセフ・ヘッドコーチは「本調子になってきた」と大一番でリーチをゲーム主将へと戻した。

3試合で改めて感じたのは味方の頼もしさだった。「このチームは誰が主将になっても大丈夫」と話すように、リーチが不調でも浮つかずに3連勝したチーム力に手応えを感じる。それは2017年秋に2年ぶりに主将へ復帰した際に感じた、「前回大会のチームより潜在能力がある」という予感が現実になった証しでもある。

目標に掲げる8強は手の届く所まできた。だからこそ、この1週間はチームメートに、「勇気を持て」と伝えた。「ゴールが近くなればなるほど、重圧を恐れる人もいる」との思いからだ。「鬼にならないといけない」。自らにも激しい言葉をかけ、勝負の一戦に臨む。(中安真人)

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