[データで見る]トリプル司令塔 封じろ…キック高精度 抜け目ないラン

決勝トーナメント進出をかけ、日本との大一番に臨むスコットランドは、バックス陣に実力者がそろう。攻撃を操るのがレイドロー、ラッセル、ホッグの3人。「トリプル司令塔」を封じることが、日本の勝利への近道となる。

34歳とチーム最年長のスクラムハーフ、レイドローは、巧みな手綱さばきでチームを引っ張る。データスタジアム社の集計では、今大会に出場した2試合で球を持ったときにパスを選んだ割合は89%。キックは9%しかないが、精度が高いボックスキックで相手防御をかく乱するのが得意で、注意が必要だ。

プレースキックの名手としても知られ、日本は自陣で反則を犯せば、ペナルティーゴール(PG)で失点する確率が高くなる。サモア戦の前半33分に自らトライを決めたように、相手の隙をみて縦突破を試みる抜け目なさも持つ。

スタンドオフのラッセルはパスを選んだ割合が71%、キックが19%、球を持って相手防御に仕掛けるキャリーが10%と豊富な引き出しを持つ。長短のキックを使い分け、サモア戦の前半29分には大きく左へサイドチェンジするキックで、メイトランドのトライをおぜん立てした。

フルバックのホッグは走力が高く、球を持つと41%の割合でキャリーを選んでいる。完敗したアイルランド戦でも、キャリー距離の117メートルは両チームでトップ。26%の割合だったキックの技術も高く、サモア戦の前半37分には、40メートル超のドロップゴールを鮮やかに決めた。

「カギとなるポジションに成熟した選手たちがいるのは大きな強み」と自信を示すレイドローだが、タックル成功率が33%と低いのが弱点。日本はフォワード戦で優位に立ち、レイドローの周辺を突いて相手防御を崩したい。(平地一紀)

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