松島、被災地を思い「最大のメッセージは勝つこと」

死力を尽くした戦いのあと、日本とスコットランドの両HCの第一声は台風の被災者に向けてのものだった。「被害に遭われた方、ご家族を亡くされた方に、お見舞いとお悔やみを申し上げたい」。台風一過の会場で試合に臨んだ日本の選手たちは「どうしても勝たなければいけない試合だった」と明かした。

犠牲者への黙とうをささげて始まった試合。グラウンドはいつも通りに整備され、スタンドや通路に水たまりもなかった。試合後の記者会見で、主将のリーチは「こういう時こそお役に立ちたい、と思っていた」とかみ締めるように話した。

前半17分、鋭く攻め込む松島(13日)=杉本昌大撮影

前半17分、鋭く攻め込む松島(13日)=杉本昌大撮影

ジョセフHCは出発前のホテルで「感動と勇気を与えられるプレーを」と語ったという。「自分たちにできる最大のメッセージは勝つことだった」と松島。チーム最年長38歳のトンプソンは言う。「歴史を作ったのはうれしいけど、ラグビーは台風に比べればささいなこと」。勝利が被災地の力になると信じ、チームは前進を続ける。

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