この一体感 忘れない…日本代表会見 トンプソン「めっちゃ楽しかった」

 準々決勝の南アフリカ戦から一夜明け、記者会見で記念撮影するラグビー日本代表の選手ら=伊藤紘二撮影
準々決勝の南アフリカ戦から一夜明け、記者会見で記念撮影するラグビー日本代表の選手ら=伊藤紘二撮影

日本代表は、3―26で敗れた準々決勝の南アフリカ戦から一夜明けた21日、東京都内で記者会見し、全31選手らが参加した。4強入りは逃したものの、歴史に名を刻んだ「桜の戦士」は、すがすがしい表情でワールドカップ(W杯)を振り返った。

グループリーグで4連勝し、史上初めて8強に進出。快進撃は日本中を熱狂させ、ラグビーの魅力も伝えた。

大会の名場面を問われたフランカーのラブスカフニ(クボタ)は、スコットランド戦でプロップ稲垣(パナソニック)が奪った代表初トライを挙げた。3選手が倒れながらボールを放る「オフロードパス」をつなぎ、最後に稲垣がボールを抱えてインゴールへ倒れ込んだ。仲間をサポートする泥臭い仕事が脚光を浴びた瞬間で、「素晴らしいプレーだった」と語った。

スクラムハーフ流(サントリー)はアイルランド戦の前半、相手ボールスクラムで反則を誘った場面が目に焼き付いている。普段は温和なプロップ具智元(ホンダ)がガッツポーズを作って喜び、「グー君(具)はスクラムにかけていて、胸にくるものがあった。日本のために戦っている気持ちを本当に感じた」。稲垣もこの場面について「フォワードの喜びよう、バックス全員が駆け寄った時のチームの一体感は忘れられない」と感慨にふけった。

今季で現役を引退するロックのトンプソン(近鉄)は、4大会目のW杯をともに戦ったチームの絆を口にした。「一緒にきつい練習をして、試合に出て、たくさんの仲間ができた。僕のキャリアは終わりましたけど、めっちゃ楽しかった」。最年長38歳の言葉が、彼らの充足感を代弁していた。

堀江(パナソニック)「これを継続しないといけない。今をベースにして、どれだけ上に上がれるか。選手だけではなく、協会なども含めてどんどん上がっていければ」

姫野(トヨタ自動車)「選手、スタッフ一人ひとりのハードワークで、多くの皆さんに感動を与えることができたのかなと思う」

田村(キヤノン)「日本代表が、みんなが入りたいと思える、そのために全力を尽くせるチームになったと思う。目標を有言実行したことは誇りに思う。全部が最高だった」

田中(キヤノン)「(決勝トーナメント進出)1回で優勝を取れるような大会ではない。日本は期待できる人材はいっぱいいる。もっと努力して、もっと夢や希望を与えられるチームになってくれると思う」

中村(サントリー)「ワンチームで戦うという意味で、準備やサポートなどが土台として大きいので、(出場選手以外の)メンバーのサポートは非常に助かった」

徳永(東芝)「悔しい部分もありましたけど楽しいW杯だった。(31人に)選ばれても試合に出られなかったことを取り返すために、また4年後を狙いたい」

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