松島「5」、福岡「4」~トライで今大会を振り返る

日本のスピードスター、福岡堅樹

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、日本は20日の準々決勝・南アフリカ戦で田村(キヤノン)のペナルティーゴールによる得点のみに抑え込まれ、4強進出を逃した。
ただ、今大会はグループリーグで4連勝して初の8強入りを果たした。4トライ以上で付与されるボーナス点を獲得した試合も3試合あり、1試合もなかった前回イングランド大会にくらべ、攻撃力に磨きをかけた。
総トライ数は13。その軌跡を振り返る。

■日本の今大会のトライ(〈 〉はその選手の今大会でのトライ数)
▽日本30ー10ロシア
前半11分 松島〈1〉
前半38分 松島〈2〉
後半6分 ラブスカフニ〈1〉
後半28分 松島〈3〉
開幕戦の重圧を受けていた日本は、ミスが相次いで前半4分に先制を許した。流れを変えたのは、W杯2大会連続出場となる松島。0-7で迎えた前半11分に日本の初トライを挙げると、前半38分には逆転トライを決めた。後半28分、相手のタックルをかわして独走し、圧巻の3トライ目。日本選手がW杯の舞台で、1人で3トライを奪うのは初めて。「トライはみんなでつないで取れた。(選手がまとまる)『ワンチーム』でできた」と仲間に感謝した。

▽日本19ー12アイルランド
後半18分 福岡〈1〉
9―12の後半18分、マイボールスクラムから中村が前進。ラックから田中、中村、ラファエレとつなぎ、最後は福岡が相手インゴール左に走り込んだ。急な出番だった。W杯へ向けた9月6日の強化試合の南アフリカ戦で開始早々に右ふくらはぎを痛めた。ロシア戦に続き、この試合も欠場する予定だったが、左ウィングで出場するはずだったトゥポウが前日練習で負傷。試合直前に控えメンバーに入り、後半から途中出場した。W杯2度目の出場で挙げた初トライは日本に歴史的勝利をもたらした。

▽日本38―19サモア
前半27分 ラファエレ〈1〉
後半13分 姫野〈1〉
後半35分 福岡〈2〉
後半44分 松島〈4〉
松島が終了間際に決めたトライは、日本にボーナス点をもたらすとともに、W杯では前回大会を含め自身通算5トライ目となり、日本選手の歴代最多記録となった。これまでの日本選手のW杯での通算最多トライは、1987、1991年大会で朽木英次氏(トヨタ自動車)が挙げた計4トライだった。

▽日本28―21スコットランド
前半17分 松島〈5〉
前半25分 稲垣〈1〉
前半39分 福岡〈3〉
後半2分 福岡〈4〉
稲垣がチームに勢いをもたらした。7-7で迎えた前半25分、堀江、ムーア、トゥポウとつないだパスを受けてインゴールに飛び込んだ。「代表に7年間いて、1回もない」という男の記念すべき初トライで、仲間もファンも大いに沸いた。「ボールをうまくつなぎ、最終的に僕のところにきただけ」と謙虚に振り返ったが、日本が得意とする連続攻撃から生まれたトライに満足げだった。

▽日本3ー26南アフリカ
トライなし。

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