「ウォーターボーイ」の重要任務

ピッチに入る日本代表=伊藤紘二撮影

プレーが止まった時、選手に飲み物を持ってくる人を「ウォーターボーイ」と言います。今大会ではベンチ外の選手が担当しています。

ラグビーはヘッドコーチ(HC)がベンチ入りできず、選手に直接指示することはできません。ウォーターボーイは無線機でHCの指示を受け、それを選手に伝える重要な役目も担っています。

ただ、選手がその指示を素直に聞かないことも多いようです。

元日本代表の司令塔でW杯に3回出場した広瀬佳司さんは、「試合中は熱くなっているから、指示を聞いても『そんなのわかってんねん』と言い返してしまうこともありましたね」と振り返ります。

前回W杯の南アフリカ戦でも、逆転した最後の場面で選手たちはHCの指示に逆らいました。

終了間際、ペナルティーゴール(3点)なら同点で引き分け、トライ(5点)ならば逆転という状況で、当時のジョーンズHC(現・イングランド監督)は、無線機で主将のリーチマイケル選手にペナルティーゴールを指示しましたが、リーチ選手は「勝つか負けるか、どちらかしかない」とスクラムを選択。この時、ジョーンズは椅子を蹴り、通訳に「ちゃんと伝えたのか」と詰め寄ったといいます。結局、トライを奪い、日本は歴史的勝利を手にしました。

きょうの試合でウォーターボーイを務めるのは徳永祥尭(よしたか)選手とツイ・ヘンドリック選手。徳永選手は15日の記者会見で「熱くなりすぎず、上からの指示をしっかり伝えることが大事」と話しています。

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