きょうニュージーランドVSイングランド…「兄弟の力」決勝導く

 雨の中、前日練習に臨むイングランドの選手たち
雨の中、前日練習に臨むイングランドの選手たち

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は26日に準決勝が始まり、世界ランキング1位のニュージーランド(NZ)と2位のイングランドが対戦する。通算対戦成績はNZの33勝1分け7敗で、直近では昨年11月にNZが16―15で競り勝った。27日には3位のウェールズと4位の南アフリカが顔を合わせる。対戦成績はウェールズが6勝1分け28敗と負け越しているが、前回W杯後は4連勝している。2試合とも横浜国際総合競技場で行われる。

兄は盾 弟は剣

イングランドのブニポラ兄弟が打倒王者に燃えている。兄でプロップのマコ(28)は、突破力に優れる弟のナンバー8ビリー(26)をNZ戦のキーマンに挙げ、「僕が盾なら、彼は剣だ。彼は我々に勢いをもたらし、相手の勢いをそぐ。どのチームも彼を止めるのは難しい」と期待する。

父親は元トンガ代表主将。ともにラグビーの「母国」でフォワード(FW)を支える。けがを抱えていたマコは慎重に調整を続け、今大会は準々決勝の豪州戦で初めて弟とのアベック先発を果たした。万全の状態で大一番に臨む。

1メートル88、126キロのビリーは、相手主将のリードとのマッチアップを「我々(ナンバー8)のバトルが多少なりとも勝負の行方を左右するだろう」と意識し、FW戦で優位に立ちたい考えだ。マコは最初のスクラムを重視。「試合の雰囲気が決まる。世界一のFWでありたい」と腕をぶしている。

大スターの兄 追う2人

 イングランド戦に向けて練習するNZのB・バレット(右)とJ・バレット
イングランド戦に向けて練習するNZのB・バレット(右)とJ・バレット

史上初の3連覇へ、NZはバレット3兄弟が鍵を握りそうだ。28歳のボーデンと25歳のスコットが先発、22歳のジョーディーは控えに入った。ハンセン監督はスコットを「ラインアウトがうまく、ボールを運ぶ能力も高い」と評価し、本職のロックではなく、フランカーで起用する。

身長1メートル97、体重118キロのスコットはグループリーグでは2トライを挙げたが、「自分の仕事はバックスにきちんとした球を渡すこと。トライはボーナスと考えている」と語る。

今週、ホテルで同部屋となったボーデンは「寝言でラインアウトのかけ声を言っていた」と笑う。25日の練習では、ボーデンが蹴った球をスコットが追う場面もあった。世界年間最優秀選手に2度輝いた兄の存在を、スコットは「一緒の部屋は2002年以来。中心選手と試合への準備について話し合えるのはいいこと」と心強く感じている。

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