ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は、ニュージーランド(NZ)―ウェールズの3位決定戦(11月1日・東京)とイングランド―南アフリカの決勝(2日・横浜)を残すのみとなった。得点ランキングでは、51得点の田村(キヤノン)が依然としてトップを維持している。
2位はポラード(南ア)の47得点、3位はファレル(イングランド)の46得点。さらに、ビガー(ウェールズ)とモウンガ(NZ)がともに39得点で続いている。ポラードとファレルは決勝に出場する可能性が高い。3位決定戦の出場予定メンバーは30日に発表され、モウンガは先発、ビガーは控えにそれぞれ名を連ねた。
田村が得点王に輝くかどうかは、決勝、3位決定戦でのライバルたちのプレー次第となる。実力が拮抗(きっこう)した決勝トーナメントではペナルティーゴール(PG)を狙う場面が多く、ランキング上位はトライ後のゴールやPGのキッカーが占める。ポラードは準決勝でチームの19得点のうち、4PGと1ゴールで14得点を挙げた。4点差に迫っている田村の記録を決勝で逆転する可能性は十分にある。
日本代表選手のW杯最多得点は2015年大会の五郎丸(ヤマハ発動機)の58得点で、ランキングは6位だった。田村は個人の記録については「あまり(興味は)ない」と話している。