[大畑大介の目]勢いはイングランド…きょう南アとラグビー決勝

NZ戦でゴールキックを決めるイングランドのファレル=伊藤紘二撮影

フォードのペナルティーゴールキック=杉本昌大撮影

両チームとも最高の状態で決勝を迎えるだろうが、勢いはイングランドの方がある。準決勝でニュージーランドに完勝したのは、このワールドカップ(W杯)に向けて相当な準備をしてきたからだと思う。

イングランドは戦い方も含め、引き出しの多さがある。攻撃力に自信を持ち、速いテンポで球を動かし続ければ、素晴らしい攻撃を見せる。フォードとファレルというチームの頭脳となる選手が2人同時に先発するのも、いろいろなことが起こるW杯という大舞台で、普段通りのラグビーをする意味でも大きな要素になる。

一方、南アフリカは非常にシンプルに、自分たちの強みであるフィジカル(身体的な強さ)の部分を出して戦う。戦い方が一貫していて、控え選手も含め、後半になってギアが上がる。また、防御に特徴のあるチームでもある。近年はリズムがよくなかった時期もあったが、W杯イヤーにしっかり仕上げてきた。

攻めるイングランドと守る南ア。どちらが自分たちの強みを出せるかも勝負のポイントになってくる。

イングランドのエディー(ジョーンズ監督)は策士で、相手の強みを出させないことも得意。総合力で言えば、イングランドの方がわずかに上だろう。イングランドとしては後半途中まで試合をコントロールしたいが、それができなければ、南アにチャンスがある。後半10分頃までの戦いが注目される。(元日本代表、ラグビーW杯日本大会アンバサダー)

南アフリカの猛タックルがウェールズの突破を阻む

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