桜戦士 僕もトライ…子供向け体験会 大人気

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表が初めて8強入りしたこともあり、国内のラグビー人気が高まっている。各地で開かれているラグビー教室も盛況だ。

10月28日、東京都内のグラウンドでラグビーの体験会が開催され、子どもたち120人が参加した。元日本代表の広瀬俊朗さん(38)や元イングランド代表のジョニー・ウィルキンソンさん(40)ら世界を舞台に活躍した元選手から、キックやタックルなどを教わった。元南アフリカ代表のブライアン・ハバナさん(36)は「子どもたちに希望を与えられたらと思う」と話した。

ニュージーランド代表が合宿した大分県別府市では10月1日にラグビー教室が設けられ、キーラン・リード主将(34)らが小中学生ら約200人と触れ合った。入場整理券を配布する午前6時半前から500人以上が列を作り、約3000人が詰めかけた。同24日には市教委が主導して県内唯一となる中学合同ラグビー部が発足。5校から集まった7人が活動を始めた。同市W杯推進室の杉原勉室長は「W杯を通じて大きな経験ができた。選手を育てる環境も整え、レガシーとして受け継いでいけたら」と語る。

子どもたちを対象としたラグビースクールでも、体験希望者が急増している。福岡堅樹(けんき)選手(27)が競技を始めた玄海ジュニアラグビークラブ(福岡県宗像市)では、10月だけで約30人が体験参加。流大(ながれゆたか)選手(27)が育ったりんどうヤングラガーズ(同県久留米市)では、9月下旬からの約1か月で約50人が訪れた。「子どもにノーサイドの精神を学ばせたい」などと熱心な保護者も多く、事務局長の鶴田敏之さんは「この盛り上がりが継続してほしい」と期待を寄せる。

タックルの代わりに腰からぶら下げたひもを取る「タグラグビー」にも注目が集まる。用具を貸し出す日本ラグビー協会には、W杯開幕後に申し込みが相次いだ。9月21日から1か月の申請は計40件で、前年同期の約4倍に上る。子どもを対象にしたものに限らず、「会社の懇親会で実施したい」といった問い合わせも増えた。同協会普及育成部の富士原崇さんは、「誰でも安全に楽しめるので、体を動かす魅力を知ってほしい」と話している。

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