熱闘列島 感動の44日…ラグビーW杯決勝 7万人が歓声

南アフリカの選手たちを祝福するスタンドのファン(2日夜、横浜国際総合競技場で)=伊藤紘二撮影

ノーサイドを告げる笛が横浜国際総合競技場に鳴り響き、ラグビー・ワールドカップ(W杯)が2日夜、幕を下ろした。大会を制したのは、準々決勝で日本代表を破った南アフリカ。列島が熱狂した44日間の祭典のフィナーレを見届けた観客は、「感動をありがとう」と拍手を送った。

波状攻撃でゴールラインに迫るイングランドと、激しいタックルで食い止める南アフリカ――。小学生のラグビースクールでコーチを務める男性(48)(川崎市中原区)は「さすが世界一を決める戦いだ。この舞台に立つような選手を育てたい」と力を込めた。

スタンドでは、日本代表のジャージーを着た観客も目立った。茨城県牛久市、保険代理店経営の男性(50)は「大会期間中、日本全体が代表やラグビーの話題で持ちきりで、『ワンチーム』になったと感じた。来年の東京五輪も、同じように盛り上がりたい」と興奮気味だった。

自国チームの優勝を願って決勝戦のチケットを入手していた外国人ファンの姿も。オーストラリア人の医師(40)は「日本人は親切でボランティアの道案内も丁寧だった」と笑顔だった。

この日、横浜国際総合競技場のスポーツイベントとしては過去最高の7万103人が詰めかけた。先月12日には台風の影響で試合が中止になり、翌日の日本戦のため、横浜市体育協会の職員らが泊まり込みで泥水を除去した。同協会の高橋昌広事業部長(50)は「色々あったが、多くの人の笑顔を見られて本当に良かった。素晴らしい大会に携われ、光栄です」と満足げだった。

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