[タッチキック]真の魅力 心を“ジャッカル”

「きょうはサッカー?」。乗るなり、タクシー運転手に尋ねられた。4月20日、千葉県市原市。日本代表候補選手で作るチームとニュージーランド(NZ)のチームの試合を取材するためスタジアムへ行く道中だった。「ラグビーですよ」と告げると運転手は続けた。「ワールドカップ(W杯)はいつだっけ。そういやここで、オーストラリアのなんとかブラックスが合宿するよ」

W杯の開幕は5か月後で、なんとかブラックスはNZ代表「オールブラックス」、同市はアイルランドの公認キャンプ地だ。W杯の認知度は低かった。

大会は予想以上に盛り上がった。前回大会後、ルーチンが話題になった五郎丸(ヤマハ発動機)は「チームにスポットを当ててほしかった」と話したが、今回は競技の魅力も伝わったように感じる。

田中(キヤノン)は「ここからが大事」と話す。協会も一体となり、人気を持続させてほしい。そしてもう一度、あのタクシーに乗ってみたい。「ジャッカルって知ってます?」と聞いてきてくれれば、大会は成功したと言える。(大阪本社運動部 中安真人)

日本に到着し、ファンの歓迎を受けるニュージーランド代表主将のリード(千葉県で、9月9日撮影)

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