数字で見たラグビーワールドカップ~全勝なし、日本6位、出場14試合など

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会(9月20日~11月2日)が閉幕してから1週間。「W杯ロス」を感じている人も多いかもしれません。44日間にわたる熱戦で刻まれたいろいろな記録・記憶を「数字」でまとめてみました。

▽全勝チームゼロ
全勝チームがありませんでした。優勝した南アフリカは前回大会の日本戦に続き初戦のニュージーランド戦に敗れています。大会で黒星を喫したチームが優勝したのは初めてでした。

▽ONE TEAM
日本代表の躍進とともにチームスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が大きな話題に。「2019ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)の候補30語にも入りました。

▽またもや2位
2位となったのは4大会ぶりの頂点を目指したイングランド。準決勝では開始1分39秒でトライしてペースをつかみ、ニュージーランドの3連覇を阻止しましたが、決勝ではノートライに終わるなど一歩及ばず。2位は3大会ぶりで、3度目はフランスと並び最多です。

▽3度目王者
南アフリカは優勝回数を3に伸ばし、最多のニュージーランドに並びました。

▽日本13トライ
日本選手が今大会で挙げたトライ数です。松島幸太朗選手(サントリー)の5トライに加え、福岡堅樹選手(パナソニック)もアイルランド戦から3試合連続で4トライの活躍。ラブスカフニ、ラファエレ、姫野、稲垣の各選手も1トライずつ挙げました。準々決勝の南アフリカ戦は惜しくもノートライに終わりました。

グループリーグA組、 日本ーアイルランド戦の後半18分、鋭く走り込んでトライを決める日本の福岡堅樹(中央)=エコパスタジアムで、2019年9月28日撮影

▽日本4連勝
日本はグループリーグ4連勝。勝利を重ねるごとに大きな注目を集め、大会成功の立役者に。4勝は前回大会の3勝を上回り、日本の1大会の最多勝利となりました。

▽松島5トライ
松島選手の5トライは、日本選手が1大会で挙げた最多トライとなります。前回大会も含めたW杯通算トライ数は6で、こちらも日本選手の歴代最多です。

▽上昇6位
開幕時に10位だった日本の世界ランキングは、準々決勝南アフリカ戦直前にはこれまで最高の6位まで上昇しました。

▽負けても輝く7トライ
ウェールズのアダムズ選手が7トライでトライ王になりました。準決勝の南アフリカ戦と3位決定戦のニュージーランド戦は連敗でしたが、それぞれ1トライ積み重ねたのが功を奏しました。

▽通算8勝
日本はW杯の勝利数を8(ジンバブエ1、南アフリカ1、サモア2、米国1、ロシア1、アイルランド1、スコットランド1)に伸ばしました。通算成績は8勝2分け23敗です。

▽第9回大会
日本大会はW杯の第9回大会で、アジア初開催でした。国際統括団体ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は決勝翌日の3日、「最も偉大なW杯として記憶に残ると思う」と評価しました。

▽10戦目初勝利
日本はW杯での過去2度の対戦(1991年、95年)を含め9戦全敗だったアイルランドに19―12で逆転勝ち。前回大会では2戦目のスコットランド戦に敗れたことがグループリーグ敗退につながりましたが、今回はその2戦目で歴史的金星を挙げ波に乗りました。

▽南ア12年周期
南アフリカの過去の優勝は、初出場で初優勝を飾った1995年、そして2007年に続くもの。ちなみに07年も決勝はイングランドが相手でした。

▽最多14試合出場
38歳のトンプソンルーク選手(近鉄)はスコットランド戦でW杯通算13試合目の出場を果たし、小野沢宏時氏の12試合を上回って日本代表の最多記録を更新。続く南アフリカ戦で14試合に伸ばしました。

▽16年ぶり勝利
ウルグアイが格上のフィジーを破る番狂わせで、2003年大会以来のW杯勝利を挙げました。東日本大震災の被災地に新設された岩手・釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムでは、試合前に黙とうがささげられました。

▽ナミビア22連敗
ナミビアはイタリア、南アフリカ、ニュージーランドに敗れW杯通算22連敗。10月13日のカナダ戦(釜石)で悲願の初勝利を目指しましたが、台風接近で中止(引き分け扱い)に。

▽30年ぶり勝利
日本が前回大会で唯一敗れたスコットランドに雪辱しました。日本がスコットランドを破ったのは1989年5月の対戦(秩父宮)以来、30年ぶりでした。通算対戦成績はこれで2勝10敗に。

▽グループリーグ戦31連勝
ニュージーランドは第1回大会から今大会のナミビア戦までグループリーグ戦で31戦全勝でしたが、10月12日のイタリア戦(豊田)が台風による中止で引き分け扱いとなり、連勝が思わぬ形で止まりました。

▽開始35秒
ウェールズのビガー選手が9月29日の対オーストラリア戦で開始35秒に、約25メートルのドロップゴールを決めました。W杯では1987年の第1回大会以来となる豪州戦の勝利に貢献しました。

▽開催は45試合
48試合が予定されていましたが、台風19号の影響で10月12、13日に予定されていた7試合のうち、3試合(豊田、横浜、釜石)が中止になりました。W杯で試合が中止になるのは初でした。

▽田村51得点
田村優選手(キヤノン)が5試合で挙げた得点はすべてキックによるもので、全選手4位となる51得点でした。日本代表選手の1大会あたりの得点は、前回年大会の五郎丸歩選手(ヤマハ発動機)の58得点が最多で、それに続く2位です。

決勝の南アフリカーイングランド戦の前半25分、ペナルティゴールを決める南アフリカのポラード=横浜国際総合競技場で、2019年11月2日撮影

▽得点源69得点
得点王に輝いたのは南アフリカのポラード選手。チームは総トライ数33で、1試合少ないニュージーランドより3少ないですが、総得点は優勝チームらしく全体トップ。ポラード選手のキックが貴重な得点源になっていたことが分かります。

▽横浜国際7万310人
2日の決勝(横浜国際総合競技場)の観客数。2002年サッカーW杯の決勝を上回って、スポーツイベントとしては同競技場の過去最多を記録しました。

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