
後半、ニュージーランドの激しいタックルに突進を阻まれるリーチマイケル(中央)(3日、味の素スタジアムで)=伊藤紘二撮影
ラグビー日本代表は3日のニュージーランド代表とのテストマッチで5トライを挙げた。試合は31-69と大敗し、通算の対戦成績も6戦全敗だが、「世界最強」チームとの戦いで得たものもあった。選手らのコメントを拾った。
リーチマイケル主将 自分たちの間では厳しく練習してきたつもりだが、これまで以上に厳しくやらないといけないことが改めてわかった。
田中史朗選手 特別なことをしているわけではなく、当たり前のことを当たり前に、自分の仕事を100%こなす選手が多い。その辺りが世界トップクラスなんだと感じた。世界一のチームに対するにはまだ足りない部分があるが、日本ラグビーにとっては、きょうの試合は大きな進歩だ。
姫野和樹選手 オールブラックスからトライを5つ取れたことはすごくよかったが、一つ一つのプレーの質を上げていかないと、ミスが命取りになって勝てない。
ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ 結果は残念だが、オールブラックスから5つのトライを取れたことは非常に良い兆しだし、成長の証しだ。世界選抜戦から浮上していた課題もしっかり克服できて、実践できたことを誇りに思う。