【オーストラリア】 速くて精密な頭脳プレーで観客を魅了

Australia

世界ランキング6位

愛称「ワラビーズ」は豪州に生息する小型カンガルーからとった。すばしこく走り回るラグビースタイルはワラビーそのものだ。緻密(ちみつ)なサインプレーを交え、ボールを動かし続ける。

接点の攻防でも、当たりの強さより、仕掛けの速さで勝負する。中心となる主将でフランカーのフーパーは、タックル後にボールを奪い取る「ジャッカル」でピンチをチャンスに変え、試合の流れを引き寄せる。

オーストラリアには、かつてグレーガン-ラーカムという不動のハーフ団がいた。体格で勝る相手に緻密さで勝負するチームの頭脳だった。このところ、スクラムハーフにはゲニアを起用することが多いものの、スタンドオフは試合によってフォーリー、ビールを先発させるなど固め切れていないようだ。

2月に始まったスーパーラグビーではかつて代表でスタンドオフを務めたクーパーが復帰し、ゲニアとのコンビが復活した。トリッキーなパス、キック、ランなどセンスあふれるプレーを再び見たい。

注目選手

フーパー(フランカー)、ビール(ユーティリティーバックス)

フーパーは身長182センチで日本人と変わらぬ体格だ。走力を求められるオープンサイドのフランカーで、背番号7は至る所に姿を見せ、ジャッカルの手本を示してくれる。ビールの独特のリズムがあるプレーは相手にとって脅威だ。

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