【ニュージーランド】 「世界最強」「超一流」の常勝集団

New Zieland

世界ランキング2位(2019年11月)

黒衣の「オールブラックス」はやはり世界最強だろう。今大会でワールドカップ3連覇を目指す。1903年に初めてテストマッチを戦って以来、対戦した全ての国・地域の代表チームに勝ち越し、勝率は8割に迫る。

プロップからフルバックまでの15人だけでなく、控えの選手も、それぞれ個性ある「超一流」だ。ポジションに関係なく、相手のタックルを受けながらボールをつなぐオフロードや股の間を通すトリッキーなパスを、さりげなく見せてくれる。

華麗なプレーに目を奪われがちだが、チームの強みはあくまでもファンダメンタルだ。基本に忠実で、特にフォワードは密集での「痛いプレー」をいとわない。「世界最強」は地味で献身的なプレーが支えだ。

試合前のハカは先住民マオリ族に伝わる文化だ。本来は来客を歓迎し、もてなす際の習慣とされる。オールブラックスのハカには、1880年代終わりにマオリ代表チーム「ニュージーランド・ネイティブズ」が初めて舞った「カ・マテ」、2005年に新たに披露した「カパ・オ・パンゴ」がある。勝負にかける決意と情熱がほとばしるハカで、黒衣の集団は一気に戦闘モードに入る。

「2019年はバレットの大会だ」。こう言われればニュージーランドはワールドカップ(W杯)3連覇に向けて大きく前進する。ボーデン・バレットは攻守に組織化が進む現代ラグビーで、試合の流れを変え、勝負を決定づけるプレーが期待できる数少ないプレーヤーの1人だ。2016、17年と連続で国際統括団体ワールドラグビーの年間最優秀選手に選ばれ、円熟味を増して今大会に臨む。大会前のテストマッチではフルバック(背番号15)に入ることが多かった。ダミアン・マッケンジーの負傷、代表離脱の影響だが、やはり司令塔スタンドオフの背番号10を背負ったバレットを見たい。

近年の世界の流れで特に注目されるのがロックだ。ニュージーランドはこのポジションで、経験豊かなサム・ホワイトロック、ブロディー・レタリックを選出した。スクラムの押しは強く、ラインアウトやモールの核となる。こうした力仕事だけでなく、勝負所でのラン、タックルを受けながらのオフロードパスは超一流だ。

スクラムハーフのアーロン・スミス、3大会連続出場となるセンターのソニー・ビル・ウィリアムズをはじめ、「世界最強軍団」のメンバーは豪華だ。その中でもウィングのセヴ・リースに注目したい。代表メンバー発表時のキャップ数はわずかに2だが決定力ある走りが魅力だ。

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