【トンガ】 力強く、スピード豊かな突進

Tonga

世界ランキング13位(2019年11月)

日本ラグビーにとって、トンガはなじみのある国だ。関東大学リーグ戦の大東文化が大学日本一に輝いた1980年代当時の主力はトンガ出身の選手たちだった。日本との関わりは今も深い。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会でも、ナンバーエイトのアナマキ・レレイ・マフィ、ウィングのアタアタ・モエアキオラらトンガ出身選手が日の丸を背負って戦う。

トンガラグビーの魅力は、力強く、スピード豊かな突進にある。フォワード、バックスのポジション、攻守の別にかかわらず、パワフルな試合を見せてくれる。フィジー、サモアの島嶼(とうしょ)国と同じく、柔軟性も備えている。縦横ともに体の大きな「アイランダー」のラグビーは奔放で、勢いづかせると手に負えない。

W杯では2011年ニュージーランド大会でフランスに競り勝っている。一方で、規律(ディシプリン)と安定性を欠き、退場者を出して墓穴を掘ることもある。

試合前には「シピタウ」を舞う。ニュージーランドのハカ、フィジーのシビ、サモアのシバタウという「戦いの儀式」を見比べるのも楽しい。

司令塔のスタンドオフには3大会連続出場となるベテランのカート・モラスを選出した。同じく3大会連続出場で、主将を務めるセンターのシアレ・ピウタウとともにチームを引っ張る。

プロップのベン・タメイフナは体重150キロ超の巨漢で、ディフェンスに回ると大きな「壁」となる。ロックのシティベニ・マフィは英仏のプロリーグでもプレーし、世界のトップレベルを知る。スクラム、ラインアウトのセットプレーはやや安定を欠き、フォワードの出来が試合の行方を左右する。

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