新型コロナウイルス

いつもと違う8月

読売新聞オンライン
制作・著作 読売新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大は、この夏、さまざまな影響を与えた。学校の夏休みは短縮され、開設が見送られた海水浴場も少なくなかった。さらに猛暑。「異例ずくめの夏」を写真で記録した。

涼しいステージで授業

来春、近隣小学校との統合が決まっている京都府福知山市の市立美河小学校は、普通教室にエアコンが設置されておらず、6年生の児童は、空調設備が整っている近くの大江町総合会館のイベントホールのステージで授業を受ける。児童の一人は「涼しくて集中できます。ステージは、発表会みたいで少し緊張します」と笑顔を見せた(2020年8月25日、京都府福知山市で)=里見研撮影

観光バスで通学

熱中症対策で観光バスを使って通学する兵庫県丹波市立北小の児童。地元の観光バス会社がボランティアで運行している(8月25日)=里見研撮影

関空ひっそり

関西空港の国際線は、ほぼ運航しておらず、出発ロビーは照明が落とされていた。本来なら混雑するお盆休みだが、利用客の姿はほとんどなく、「CANCELLED」(欠航)の文字が並ぶ電光掲示板が、フロアで光っていた(8月10日)=浜井孝幸撮影

VRで海外

VR(仮想現実)映像で海外旅行を疑似体験できる施設では、「機内食」も味わえる。この夏は若い世代の予約が増えた。子どもとニュージーランドへの旅を楽しんだ参加者は「夏の良い思い出となりました」と笑顔を見せた(8月20日、東京都豊島区の「FIRST AIRLINES」で)=三浦邦彦撮影

開会式は写真参加

今年、春夏とも高校野球の甲子園大会は中止。8月に春の選抜大会に出場が決まっていた32校による交流試合が開かれた。開会式は開幕戦の2校のみの参加だったが、大型画面には出場校の集合写真が映し出された(8月10日午前、兵庫県西宮市で)=東直哉撮影

夜の消毒作業

プロ野球広島東洋カープの本拠地「マツダスタジアム」では、新型コロナウイルスの感染対策で試合後に客席の消毒作業が行われている。試合が終了した午後10時すぎ、静まりかえったスタジアムに真っ赤な作業服を着た清掃員らが現れ、真っ白な霧状の消毒液をくまなく散布した(8月7日、広島市南区で)=金沢修撮影

過酷な検査

ドライブスルーでのPCR検査が行われている奈良県総合医療センター。暑さと台風対策として、冷暖房を完備したプレハブと屋根を設置した。防護服は風が抜けないため、猛暑の屋外に長時間いることが大きな負担となる。検査の合間に、スタッフはプレハブで休み、万全の体制で臨む(8月28日、奈良市で)=浜井孝幸撮影

炎天下のマスクは…

大型画面に「警戒 黄信号点灯中」などと表示される中、JR大阪駅前の横断歩道をマスク姿で歩く人たち。大阪市の8月は日最高気温の平均値が30日現在、35・7度と観測史上最高となった。各自治体は熱中症対策で人と距離が保てる場合は「適宜マスクをはずす」などと呼びかけた(8月20日)=菊政哲也撮影

読経も万全に

西本願寺の墓地で、フェースシールドを着けて読経する僧侶の佐々木元春さん(22)。「普段より暑さを感じるが、真心を込めてお勤めしたい」と大粒の汗を拭った(8月14日、京都市東山区で)=吉野拓也撮影

プールでも3密回避

遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)のプールサイドには、カラフルなテントが並んでいる。感染拡大防止と熱中症対策を兼ね、持ち込みが認められた(8月12日)=近藤誠撮影

泳げない海

須磨海水浴場は今夏、開設が見送られ、閑散とする砂浜。沖にはボート上に「あぶない およがないで」の横断幕が掲げられた(8月8日、神戸市須磨区で)=里見研撮影

「砂浜図書館」活字の海へ

海水浴場の開設が中止となった「大洗サンビーチ」には「砂浜図書館」が「開館」した。蔵書は茨城県立図書館などから寄贈された約800冊。予想を超える人気に、今秋にも再び開設を予定しているという(8月21日、茨城県大洗町で)=三浦邦彦撮影

映画館で花火

各地で花火大会が中止になる中、兵庫県尼崎市の映画館「塚口サンサン劇場」では、全国の花火大会を集めた映像「花火サラウンド フルハイビジョンで愉(たの)しむ日本屈指の花火大会」(制作・シンフォレスト)が上映され、浴衣姿で楽しむ女性客もいた(8月22日)=里見研撮影

盆踊りライブ配信

滋賀県高島市では、盆踊り歌「高島音頭」に合わせて踊る「高島おどり」が、ライブ配信された。市内の施設に最小限の踊り手やスタッフが集まり、次々と踊りを披露した(8月1日)=浜井孝幸撮影

【撮影】読売新聞写真部
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