ウクライナ西部リビウ

古里、家族を思う人たち

読売新聞オンライン
制作・著作 読売新聞

 ロシア軍のウクライナ侵攻で多くの避難民が生活するウクライナ西部リビウで、古里や家族を思い、暮らす人たちを取材した。
【撮影】読売新聞写真部・関口寛人(2022年5月26日公開)

リビウでは、ロシアによる軍事侵攻で犠牲になった人たちの写真が花とともに飾られている(4月27日)

足を止めて写真を見つめたり、涙を拭ったりしている市民たちの姿があった(4月27日)

ロシアによるウクライナ侵攻で激戦が続く東部から西部リビウに避難し、壁面にペイントをするイベントを楽しむ避難民の子供たち(4月28日)

ロシアによるウクライナ侵攻で激戦が続く東部から西部リビウに避難し、壁面にペイントをするイベントを楽しむ避難民の子供たち(4月28日)

孤児や親に見捨てられた子供を引き取り育ててきたリュドミラ・コブリジェンコさん(右)。戦闘の激しい東部での地下生活を経て、約40人の子供と防弾バスで逃れ、避難生活を送っている(4月29日)

避難先の施設で過ごす子供たち。様々な理由で実の家族とは離れ、戦時下の不安な日々を過ごす子供たちも少なくない(4月29日)

避難先の施設のベッドで横になる7歳のソーニャさん(4月29日)

義理の兄ボグダンさん(15)と描いた戦車の絵を手にするワーニャ君(5)。ボグダンさんは「初めてできた自分の家を守る」と士官学校に通い、ワーニャ君は「将来、地雷撤去の仕事に就きたい」と考えている(4月29日)

避難先の施設で過ごす子供たち(4月29日)

避難先の施設で朝食をとる子供たち(4月29日)

ロシアの軍事侵攻で戦死したウクライナ軍兵士が埋葬された同国西部リビウのリチャキフ墓地で、多くの遺族が墓参りに訪れた。ウクライナなどでは、この時期に死者を弔う風習がある(5月1日)

南部ヘルソン州から逃れてきたアンジェラ・ボンダリさん(50)は、一人息子のウォロディミルさんの墓に立つ十字架に何度も口づけし、死を悼んだ。ウォロディミルさんは3月末、東部ドネツク市近郊での戦闘で、地雷の爆発に巻き込まれ、亡くなった。25歳の若さだった(5月1日)

アリョーナ・バストリコバさん(34)もリチャキフ墓地を訪れ、甥のウォロディミルさんが眠る墓の前で涙を流した(5月1日)

8年前のクリミア併合後の東部紛争から逃れ、リビウに定着した人たちが、激戦が続く東部などからの避難民を支援する活動を行っている。リビウのショッピングモールの一角に支援物資が積まれていた(5月3日)

侵攻下で古里を追われた避難民向けの衣服などが並ぶショッピングモール(5月3日)

ロシア軍のミサイル攻撃後、屋外に出て不安な表情を浮かべる市民(5月3日)

ロシア軍の攻撃を受け、リビウ市内の地下シェルターには市民らが避難していた(5月3日)

ロシア軍の攻撃を受け、リビウ市内の地下シェルターに逃げた人たち(5月3日)

ロシア軍のミサイル攻撃後、立ち上る黒煙(5月3日)

ロシア軍のミサイル攻撃により火災が発生した変電所(5月4日)

ロシア軍の侵攻が続くウクライナで、地雷で両脚を失いながらも、6年来の恋人、ビクトル・バシリブさん(右)との結婚を果たしたオクサナ・バランディナさん(5月4日)

オクサナさんは3月27日、東部リシチャンスクで、地雷により両脚と左手の親指を除く指4本を失ったという(5月4日)

リビウの国立歌劇場が5月に公演を再開させた。バレエ団の最高位プリンシパルのダリナ・キリクさん(21)は、露軍が占拠していたキーウ近郊ブチャに、母(47)と祖母(69)らが一時、取り残された(5月4日)

母、祖母は何とか脱出を果たしたが、音信が途絶えていた間、ダリナさんは生きた心地がしなかったという(5月4日)

母、祖母はポーランドに避難し、これからはダリナさんが支える(5月4日)

持ち込まれた車を修理、補強してウクライナ東部などの前線に送るボランティアを続けているオスタップ・ドツェンコさん(奥)(5月5日)

持ち込まれた車を修理、補強してウクライナ東部などの前線に送るボランティアを続けているオスタップ・ドツェンコさんの工場スタッフ(5月5日)

戦車や車両を覆って目立たなくするためのネットを作る女性。リビウの住民や避難民が参加し、グループで製作している(5月6日)

ネットは漁網にジーンズやTシャツなどの切れ端を結びつけて作る(5月6日)

リビウには、東部から避難民が到着するだけでなく、傷病者も運ばれてくる。搬送に使われているのは、臨時に運行されている医療用の避難列車だ(5月8日)

避難列車に乗って避難してきた人たちを救急車などへ搬送する医療関係者(5月8日)

オルハ・スボーティナさん(52)は、同じ避難列車でリビウに到着したが、母親のワレンチーナ・ヘリャックさん(83)が列車から運び出されるのを涙を流しながら待った(5月8日)

ワレンチーナ・ヘリャックさんは救急車が足りず、マットレスが敷かれた大型バンの中に担ぎ込まれた。スボーティナさんが額をなでると、ヘリャックさんの頬を涙が伝った(5月8日)

【撮影】読売新聞写真部・関口寛人
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