新型コロナウイルス 

再開するその時まで

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制作・著作 読売新聞

新型コロナウイルスの影響で、各地の観光施設では休園などの措置がとられている。しかし、訪れる客がいなくとも、スタッフらは動植物の世話や施設の管理業務などを黙々と続ける。笑顔の観光客を再び迎えるその日を待つ(読売新聞写真部)

観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」の新人トレーナー、池山芽生(めい)さん(22)は、今年3月下旬のショーで初舞台を踏む予定だったが、休園で延期に。今はデビューに備えトイプードルと縄跳びなどの練習を繰り返す。「まだ覚えるべきことはある。開園までの時間を使い、演技を完璧にしたい」(5月3日、熊本県阿蘇市で)=木佐貫冬星撮影

5月末までの休園が決まった旭山動物園。ワオキツネザルなどの赤ちゃん誕生が相次ぐ。2日から動物園を楽しめるライブ配信を開始。「直接見てもらえないのが非常に残念。再開時には皆さんを笑顔にできるよう動物たちと頑張ります」と飼育員の佐藤和加子さんは話す(5月3日、北海道旭川市で)=松本拓也撮影

休園中の旭山動物園で来園者を待つキリン(5月3日、旭川市で)=松本拓也撮影

休園中の旭山動物園で来園者を待つヒグマ(5月3日、旭川市で)=松本拓也撮影

休園中の旭山動物園で来園者を待つワオキツネザル(5月3日、旭川市で)=松本拓也撮影

飼育員とじゃれ合うニシゴリラのキンタロウ。入園客がいなくなり、退屈しているのか、以前より飼育員とじゃれ合う機会が増えている(4月29日、京都市左京区の京都市動物園で)=川崎公太撮影

あしかがフラワーパーク 昨年の台風19号による水害を乗り越え、樹齢150年超の大藤が満開になった。園内に観光客は入れないが、映像で癒やされてほしいと、ライトアップなどの様子を積極的にライブ配信している(5月2日、栃木県足利市で)=鈴木毅彦撮影

来場者がいない園内で、ライトアップされた満開の大藤が池の水面に映し出された(5月2日、栃木県足利市のあしかがフラワーパークで)=鈴木毅彦撮影

ホームページなどで美しい園内の風景を見てもらおうと、スタッフは写真や動画の撮影に余念がない(5月2日、栃木県足利市のあしかがフラワーパークで)=鈴木毅彦撮影

横浜・八景島シーパラダイス 水面から顔を出し、うれしそうなしぐさを繰り返すイルカ。休園でショーも休みのため「プールでの運動やコミュニケーションの取り方を工夫して、体調管理にすごく気を使っています」と飼育員の吉川あかりさんは話す(5月5日、横浜市金沢区で)=竹田津敦史撮影

閉園中の八景島シーパラダイスで、観客のいないプールでジャンプを繰り返すイルカ(5月5日、横浜市金沢区で)=竹田津敦史撮影

閉園中の八景島シーパラダイスで、観客のいないプールでジャンプを繰り返すイルカ(5月5日、横浜市金沢区で)=竹田津敦史撮影

博物館明治村 試運転で蒸気を上げる明治村名物の蒸気機関車。担当職員たちは「いつでも再開できるように」と休園中も1週間から10日に1度火入れをし、明治生まれの老機関車を動かす(5月6日、愛知県犬山市で)=佐藤俊和撮影

蒸気機関車の試運転前に注油をする乗り物担当の職員。「いつでも再開できるように」休園中も1週間から10日に一度「火入れ」をしてボイラーの圧力を上げ明治生まれの老機関車を動かす(5月6日、愛知県犬山市の博物館明治村で)=佐藤俊和撮影

砺波(となみ)チューリップ公園 「2021 まってるよ」の文字が描かれた閉鎖中の「砺波チューリップ公園」。昨年約32万人が訪れたチューリップフェアは中止。「大変残念ですが来年こそはという思いで、次への準備を進めます」と同園の担当者は話す(5月2日、富山県砺波市で、読売機から)=竹田津敦史撮影

2月末から臨時休館している広島市現代美術館では、3月14日から予定していた特別展「式場隆三郎 脳室反射鏡」(読売新聞社など主催)を「無観客美術館」と題して開催。学芸員らが展示品を撮影、同館のホームページで掲載している(4月21日、広島市南区で)=金沢修撮影

休業中の通天閣展望台に上り、「幸運の神様」ビリケンさんに新型コロナウイルスの終息と新世界への客足の復活を祈願する通天閣観光の高井隆光社長(4月28日、大阪市浪速区で)=吉野拓也撮影

臨時休業中の国営明石海峡公園。淡路島産の約8000株のベゴニアなどで彩られた立体花壇「花火鳥」が来園者を待ち続ける。感染症対策で職員を例年の半分に絞り、植物の美しい状態が保てるよう汗ばむ中、マスク着用で作業に臨む。「いつか皆さんが公園でリフレッシュしてもらえるように、私たちも頑張りたい」。阪神大震災からの再生と復活の象徴でもある花の「不死鳥」がコロナ終息を祈る(4月30日、兵庫県淡路市で)=大石健登撮影

国営武蔵丘陵森林公園では、満開のアイスランドポピーが日差しに輝いていた。同公園植物管理担当の小西紀さんは、開花の様子を撮影し公式HPで発信を続けている。「来て見てもらえないのはとても残念。でも、こうして花々が力強く咲く姿が、私の気持ちを支えてくれている気がする。写真を見てもらうことで、少しでもこの花の力を感じてもらえたら」。(4月24日、埼玉県滑川町で)=上甲鉄撮影

新型コロナウイルスの感染防止のため、休園中の「くりはま花の国」(神奈川県横須賀市)では、森の中に青いネモフィラがひっそりと咲いていた。「ネモフィラは今が見ごろ。今年は咲きがいいので、見てもらえないのはとても残念です。ポピーは今年、遅れているので、まだまだこれからも楽しめます。この時期、昨年は1日約5000人に来園していただいた。今年も家族連れに楽しんでもらいたかった」と管理事務所は話していた(5月1日、読売ヘリから)=青山謙太郎撮影

イベントが中止となった「里山ガーデンフェスタ2020春」。全期間閉鎖のため、パンジーなど130品種、30万本の花が一度も来園者を楽しませることなく、会期末を迎える。「せっかく咲いたのにかわいそうで。秋のフェスタに向け今月中旬から徐々に植え替えをしていきたい」と、水やりする人の姿も見られた(5月1日、横浜市で、読売ヘリから)=青山謙太郎撮影

見頃を迎えたものの、閉鎖が続く「館林市つつじが岡公園」(5月2日、群馬県館林市で、読売機から)=竹田津敦史撮影

見頃を迎えたものの、閉鎖が続く「館林市つつじが岡公園」(5月2日、群馬県館林市で、読売機から)=竹田津敦史撮影

4月8日から臨時休園中の「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)では毎日、エジプトハゲワシやアカコンゴウインコなど9種12羽が再開する日のためバードショーの訓練 を行っている。飼育スタッフの田中秀太さん(33)は、「早くお客さんが戻って来るよう全力で職務に励み、ショーの質を落とさないようにしたい」と話していた(5月8日、神戸市中央区で)=吉野拓也撮影

【撮影】読売新聞写真部【制作】読売新聞配信部
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