東日本大震災

あの日から10年、祈りは続く

読売新聞オンライン
制作・著作 読売新聞

2万2200人もの犠牲者を出した東日本大震災から11日で10年を迎えた。今も4万1241人が避難生活を送り、東京電力福島第一原発事故が起きた福島は、避難指示が解除されない地域がある。この日、全国で追悼式が開かれ、政府主催の追悼式で天皇陛下は「被災した人々に末永く寄り添っていくことが大切」と述べられた。被災者らは亡き人や歩んできた歳月に思いをはせ、復興の誓いを新たにした。
(2011年3月11日公開)

海に向かい、ひざまずいて手を合わせる女性。「震災に終わりはないから。これからもずっと思い続けます」と話した(11日午前5時53分、福島県いわき市で)=伊藤紘二撮影

砂浜で、海からの日の出を見つめる人たち(11日午前5時56分、仙台市若林区で)=竹田津敦史撮影

波打ち際に「祈ります あなたへ 3・11」と書き、海に向かって震災犠牲者に祈りをささげ、花を手向ける女性(11日午前5時59分、福島県いわき市で)=伊藤紘二撮影

防潮堤の上で、日の出を見つめる女性。陸前高田市に暮らしていた父を亡くした。震災から10年、今日来なかったら後悔すると思い、自宅のある仙台を午前3時過ぎに出た。「車の運転中、父を思い涙が出ました。津波で父は亡くなったけれど、やっぱり私はこの故郷の海が好き」と話した(11日午前6時1分、岩手県陸前高田市で)=上甲鉄撮影

東日本大震災から10年。朝日に浮かび上がる「奇跡の一本松」(11日午前6時8分、岩手県陸前高田市で=木佐貫冬星撮影

朝日に照らされる宮城県気仙沼市杉ノ下地区の慰霊碑(11日午前6時14分)=鈴木毅彦撮影

避難訓練で、密集を避けるためのパーティションを設置する住民たち(11日午前6時21分、岩手県宮古市で)=立石紀和撮影

被災した住宅のそばにある祭壇で、祈りをささげる人(11日午前6時44分、福島県双葉町で)=武藤要撮影

旧町防災対策庁舎に花を手向ける宮城県南三陸町の自営業佐藤秋夫さん(70)。津波で同級生らを失った。「これまでは支えられて生きてきたが、これからは自分たちで踏ん張って生きていきたい」と話した(11日午前6時45分、宮城県南三陸町で)=池谷美帆撮影

児童、教職員が津波の犠牲になった市立大川小では、早朝から犠牲者の冥福を祈る人たちの姿が見られた(11日午前8時20分、宮城県石巻市で)=関口寛人撮影

「おはよう、10年たったね」と語りかけながら慰霊碑に刻まれた名前に触れる女性(11日午前8時32分、岩手県釜石市の釜石祈りのパークで)=近藤誠撮影

仙台市若林区の慰霊碑にある知り合いの名前に触れる人(11日午前8時51分)=高橋美帆撮影

児童と教職員が津波の犠牲になった大川小では、早朝から犠牲者の冥福を祈り、涙を流す人たちの姿が見られた(11日午前9時29分、宮城県石巻市で)=関口寛人撮影

仙台高専が製作した地中レーダー搭載のロボットを使用して行われた行方不明者の捜索(11日午前9時36分、宮城県名取市で)=竹田津敦史撮影

旧町防災対策庁舎の献花台で手を合わせる新潟県長岡市立小国中の生徒たち。修学旅行で訪れた(11日午前9時40分、宮城県南三陸町で)=池谷美帆撮影

津波で被害を受けた富岡漁港近くの海岸で、行方不明者の手がかりを捜す警察官や消防団員ら(11日午前10時32分、福島県富岡町で)=飯島啓太撮影

自宅跡地で手を合わせる志賀一郎さん(左から3人目)。津波に巻き込まれた妻と孫の行方は今もわかっていない(11日午後0時9分、福島県双葉町で)=武藤要撮影

船の上から献花する七十七銀行女川支店の犠牲者遺族たち(11日午後0時55分、宮城県女川町で)=冨田大介撮影

「あの時を忘れない」というメッセージとともに、発生時刻を表示した時計がショーウィンドーに展示された(11日午後2時25分、東京・銀座で)=稲垣政則撮影

宮城県石巻市の市街地が見渡せる高台で手を合わせる埼玉県草加市の内海成佳さん一家。震災で両親を亡くしてからは毎年、この日に石巻に来ている(11日午後2時46分)=岩佐譲撮影

防潮堤の上に並び、鳴り響くサイレンに合わせて黙とうする人たち(11日午後2時46分、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で)=上甲鉄撮影

地震発生時刻を告げるサイレンに合わせ、黙とうする人たち(11日午後2時46分、福島県いわき市の久之浜で)=菅野靖撮影

メッセージが書かれた折り鶴を飾り、震災発生時刻に黙とうする住民ら(11日午後2時46分、福島県大熊町で)=前田尚紀撮影

発生の時刻、ひとり浜辺にたたずむ人(11日午後2時46分、福島県浪江町で)=武藤要撮影

海に向かって犠牲者を追悼する人たち(11日午後2時47分、福島県広野町で)=富永健太郎撮影

岩手県宮古市田老地区の古い防潮堤の上で、黙とう後、風船を空に放つ住民たち。後ろには高さ14・7メートルの新しい防潮堤がそびえる(11日午後2時47分)=立石紀和撮影

被災地の花が飾られた標柱に向かい、哀悼の意を示される天皇陛下と皇后さま(11日午後2時57分、東京都千代田区の国立劇場で)=代表撮影

双葉町の企業「双葉中央アスコン」の外壁に描かれた壁画アート。同町の伝統行事「巨大ダルマ引き」になぞらえ、町民の手が綱を引く場面が描かれ、「双葉の町民が未来を引き寄せる」というメッセージが込められているという(11日午後4時53分、福島県双葉町で)=伊藤紘二撮影

夕暮れ時を迎えた宮城県の南三陸町震災復興祈念公園。骨組みだけが残る旧町防災対策庁舎の向こうに見える献花台には、手を合わせる人が絶えなかった(11日午後5時8分)=池谷美帆撮影

「がんばろう石巻」の看板の前でともされた犠牲者を追悼する灯籠(11日午後6時8分、宮城県石巻市で)=関口寛人撮影

犠牲者を追悼し、空中に浮かべる灯籠「スカイランタン」を飛ばす参加者たち(11日午後6時32分、福島県広野町で)=富永健太郎撮影

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