囲碁界の最高位を争う第45期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第1局が13、14日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。棋聖戦史上最多の9連覇がかかる井山裕太棋聖(31)に、初の棋聖獲得を目指す河野臨九段(40)が2年連続で挑戦。2日間の頭脳戦を制し、タイトルへ一歩先んじたのは――。
初日
河野九段が黒(先手)
井山棋聖は白(後手)で迎え撃つ
両雄とも、頬杖をついて読みを深める
昼食。左から、井山棋聖の「そば(冷)」と河野九段の「チキンカレー」
午後のおやつ。左から、井山棋聖の「フルーツ盛り合わせ」と河野九段の「ショートケーキ」。なお、午前のおやつは2人ともホットコーヒーを飲んで済ませた
対局中、ふと窓外を見やる井山棋聖
対局室の窓からは、壮麗な庭園が見える
盤上をみつめる河野九段
河野九段愛用の扇子
目を閉じて考える井山棋聖
眉間のあたりに手をやって考える河野九段
席へ戻る井山棋聖と、盤上をみつめる河野九段
メガネを外す井山棋聖
額に手をやる河野九段
2日目
再開前、検温を受ける井山棋聖
河野九段も検温を受けた
封じ手の書面を手にする趙治勲名誉名人(中央)
井山棋聖が封じ手を打って対局再開
井山棋聖は、よくジャケットを脱いだり着たりした
目をつぶって首を傾げる河野九段
集中を高める河野九段
盤上に視線を突き刺す井山棋聖
井山棋聖は、つぼ押しの器具を対局に持ってきている
同じタイミングで飲み物を口に運ぶ両雄
昼食休憩前の盤面
昼食。左から、井山棋聖の「魚介のキターラ」と河野九段の「ビーフカレー」
記録係がつけた昼食休憩前までの棋譜
記録係の星合志保二段(左)と金子真季二段も昼食をとった
井山棋聖の不在中も考え続ける河野九段
河野九段が席を立った
午後のおやつ。両雄とも「フルーツ盛り合わせ」だが、コーヒーはホット(井山棋聖)とアイス(河野九段)で分かれた。なお、午前のおやつは河野九段がホットコーヒーを飲み、井山棋聖はキャンセルした
2日目午後の検討室
パウチ飲料を飲みつつ、首を傾げる井山棋聖
夕方、勝負は「秒読み」に入った。盤面をみつめる井山棋聖
河野九段が投了し、七番勝負の初戦は井山棋聖に軍配が上がった。一礼する両雄
感想戦。9連覇への好スタートを切った対局を振り返る井山棋聖
<関連記事> ■棋聖戦第1局・決着速報 ■熱戦の模様を動く棋譜で振り返ろう ライブ速報 ■井山棋聖の9連覇か、河野九段の連続挑戦実るか…七番勝負の行方を占う ■絶対王者の防衛か、雪辱の初戴冠か…棋聖戦特集ページ ■井山裕太棋聖への挑戦権、河野臨九段が獲得
次局以降も目が離せない