井山裕太棋聖 vs.河野臨九段 雪景色の名刹で熱闘

第45期棋聖戦七番勝負第2局

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制作・著作 読売新聞

 囲碁・第45期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第2局が22、23日、富山県高岡市の「雲龍山 勝興寺」で行われた。棋聖戦史上最多の9連覇がかかる井山裕太棋聖(31)が先勝して迎えた対局で、挑戦者・河野臨九段(40)は星を五分に戻せたのか。雪景色の名刹での熱戦を制したのは――。

対局前日

勝興寺にそれぞれ到着し、境内の雪を踏む井山棋聖(右)と、河野九段

高岡市からプレゼントされた高岡銅器「おりん」の音を楽しむ2人

勝興寺には、豪華絢爛な蒔絵が施された碁盤が伝わる。じっくり鑑賞する2人

雲龍山 勝興寺、見どころの数々。(左上から時計回り)掛け軸の虎、手水舎の龍の吐水口、御内仏の天井画、雪化粧した境内の橋

対局が行われる「奥書院」内で、駒や盤を検分する2人

初日

初手を打つ井山棋聖(黒)。名刹での第2局が幕を開けた

2手目を打つ河野九段(白)

考え込む井山棋聖

河野九段の目が、鋭さを増す

自ら注いだお茶を口にする河野九段

初日の昼食。左が井山棋聖、右が河野九段

寺の大広間。床の間には鶴の絵が飾ってあった

雪の積もった境内に、そぼ降る雨。辺りはこの日、独特の静けさに包まれた

読みを深める井山棋聖

対局室では、暖房器具が何台も稼働していた

高岡市内の公共施設では、感染対策を施したうえで、プロ棋士による指導碁も行われた

初日午後のおやつ。左は井山棋聖の「フルーツ盛り合わせ」、右は河野九段の「七色に染めたゼリー菓子『彩の石』」

席に戻る河野九段と、盤面を見つめる井山棋聖

60手目を封じた河野九段が、封じ手の入った封筒を立会人に渡す。その間、井山棋聖は盤上を見つめていた

2日目

2日目の朝。右側は、それぞれ対局室へ入る2人。左側は、石を並べて前日の局面を再現する2人の手(上が井山棋聖、下が河野九段)

河野九段が封じ手(右上隅の切り)を打ち、勝負が再開した

井山棋聖の視線が鋭さを増してきた

額を拭う河野九段(上)と、こめかみ辺りに愛用のツボ押し器具を当てる井山棋聖

盛り上がる検討室

考え込む2人。いずれも手で眉間を押さえている

目を閉じ、頭に片手をやるポーズを、2人ともよく見せた

2日目の昼食。井山棋聖はやきそばで、河野九段はチャーハン。河野九段はこの七番勝負4度目の昼食で、初めてカレー以外を注文した

マスクをずらして、お茶を飲む井山棋聖

2日目午後のおやつは、2人とも「フルーツ盛り合わせ」。井山棋聖は紅茶、河野九段はアイスコーヒーを飲んだ

パウチ飲料を手に、盤面を見つめる井山棋聖。軽く微笑んだ

愛用の扇子であおぎながら考える河野九段

夕暮れの勝興寺。熱戦はなお続いた

メガネに手をやる河野九段

129手目を打つ井山棋聖。いよいよクライマックスに近づいた

河野九段が投了。井山棋聖が2連勝で七番勝負の主導権を握り、棋聖戦史上最多の9連覇へ歩を進めた

次局以降も目が離せない

【撮影】若杉和希・読売新聞写真部
【編集】読売新聞配信部
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