V9伝説達成をかけた 早春の雪国決戦

第45期棋聖戦七番勝負第5局

読売新聞オンライン
制作・著作 読売新聞
井山裕太棋聖に河野臨九段が挑戦する囲碁の第45期棋聖戦七 番勝負の第5局が4、5日、新潟県南魚沼市の古民家ホテル 「ryugon」で行われた。井山棋聖の3勝1敗で、早春の 雪国に乗り込んだ両対局者。井山棋聖が前人未到の9連覇を達 成したのか。それとも河野九段が巻き返しの連勝でタイトルへ の望みをつないだのか――。

対局前日

井山棋聖(上段左)と河野九段(上段右)が、まだ雪深いryugonに着いた。下段は玄関前(左)と薪置き場(左)

記念撮影する2人

碁盤の裏に揮毫する井山棋聖

河野九段も揮毫した

碁盤に2人の揮毫と落款が入った

ryugon内は風情たっぷり。(左上から時計回りに)ちょうちん、囲炉裏、古いスキー板と写真、わらぐつ

検分する両対局者

初日

階段を上り、勝負に赴く2人

黒(先手)は河野九段、白(後手)は井山棋聖。対局が火ぶたを切った

考え込む河野九段と、いったん中座して席に戻る井山棋聖

河野九段は、この日も愛用の扇子を開いた

マスクをずらして飲み物に口をつける井山棋聖

初日の昼食。左は井山棋聖の「米粉麺のどんそば」で、右は河野九段の「にいがた和牛カレー」

再開を待つ両対局者

席に戻る河野九段

脚を崩す井山棋聖

初日のおやつ。上段は午前で、左から井山棋聖の「山葡萄ジュース」と河野九段の「温泉水コーヒー」。下段は午後で、左から井山棋聖の「フルーツ盛り合わせ」と河野九段の「温泉プリン」

第5局も、初日から難解な局面となった

棋譜を確認する河野九段

井山棋聖が立会人に封じ手を手渡した

2日目

2日目、対局室へ向かう2人

前日封じた58手目を井山棋聖が打ち、対局が再開した

ジャケットを脱ぐ井山棋聖と、コーヒーを飲む河野九段

手で胸を押さえる河野九段

2人とも目を閉じて考え込んだ

2日目の昼食。左から、井山棋聖の「シーフードカレー」、河野九段の「越乃鶏の南蛮つけへぎそば」

2日目のおやつ。上段は午前で、左から井山棋聖の「信州りんごジュース」と河野九段の「水出し温泉コーヒー」。下段は午後で、左から井山棋聖の「フルーツ盛り合わせ」と河野九段の「味噌まんじゅう」

午後の対局に臨む2人

両対局者のまなざし

14時半過ぎ、攻防は激しさを増した。124手目を打つ井山棋聖

検討室では、プロ棋士らの局面分析も熱を帯びてきた

16時半頃、井山棋聖がマスクを外して盤上を見つめ、河野九段は扇子を手に考え込んだ。間もなく、152手までで井山棋聖が勝利をつかんだ

井山棋聖は4勝1敗でタイトルを防衛、棋聖戦史上初の9連覇を達成。決着後の16時45分、まなざしが柔らかくなった

集まった報道陣の取材に応じる井山棋聖と河野九段

手で「9連覇」を示す井山棋聖。会心の笑みを浮かべた

井山棋聖の偉業は、新潟で達成された

【撮影】若杉和希・読売新聞写真部
【編集】読売新聞配信部
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