文化勲章受章

長嶋茂雄さんの軌跡(後編)

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制作・著作 読売新聞

 政府は26日、2021年度の文化勲章をプロ野球・読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏(85)ら9人に贈ると発表した。野球界からの文化勲章受章は初めてで、「プロ野球史上に偉大な功績を残し、野球界の普及発展に尽力するなど、スポーツ振興に果たした功績は誠に顕著だ」とした。この後編では、「ミスター・プロ野球」長嶋さんが1度目の巨人監督を辞任して以降、充電期間を経て数々の名勝負を繰り広げた2度目の巨人監督時代、さらに病に倒れながら厳しいリハビリを経てファンに勇気を与え続ける現在までの足跡をたどります(2021年10月26日公開)

「巨人監督の使命は常勝。ケジメをつけたい」--6年間でリーグ優勝2度の成績を残したが、退任の記者会見に臨んだ長嶋監督(1980年10月21日)

監督を退任した後の「浪人時代」。テレビのチャリティー番組で募金運動に一役買う長嶋さん。隣は女優の森光子さん(1984年)

アフリカの難民キャンプを訪れた長嶋さん。馬にまたがる珍しい写真だ(1985年)

「留学生秋のスポーツフェア」で大会実行委員長を務めた。列の先頭で綱引きに参加(1990年)

巨人の監督として12年ぶりの復帰が決まり、記者会見した。「攻撃面の強化、特に走れる選手を育て、スピード野球を目指す」(1992年10月12日)

ドラフト会議、4球団競合の松井秀喜選手の交渉権を引き当てて、この笑顔。「強運の残りクジ」だった(1992年11月21日)

巨人への入団が決まった松井秀喜選手とポーズをとる(1992年12月25日)

三冠王3度の落合博満選手が加入。4番打者の条件について熱っぽく語る(1993年12月26日)

球史に残る同率首位「10・8決戦」を制し、リーグ優勝を決めて胴上げで宙に舞う

首位・広島との最大11・5ゲーム差を逆転して優勝した「メークドラマ」の1996年。槙原寛己投手とがっちり握手

巨人のV9を支えた王、長嶋がそれぞれダイエー、巨人の監督として相まみえた2000年の日本シリーズは「ミレニアムのON対決」と話題になった

2度目の指揮をとってから9シーズン。原辰徳ヘッドコーチにバトンを渡して勇退を決めた長嶋監督は退任セレモニーでナインの作った花道を引き揚げた(2001年9月30日)

野球の日本代表監督に就任し、笑顔で抱負を語る(2002年12月2日)

読売日本交響楽団のコンサートで、演奏の合間のトークショーにゲスト出演(2003年7月31日)

アテネ五輪を目前にした2004年3月に脳梗塞で入院し、最 終的に五輪での指揮を断念した。懸命のリハビリを続け、入院 から1年4か月ぶりにファンの前に姿を見せたのは東京ドーム での巨人-広島戦。オーロラビジョンに姿が映し出され、笑顔 で手を振った(2005年7月3日)

米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース元監督のトミー・ラソーダ氏(左)、ドジャース元オーナーのピーター・オマリー氏(右)と、野球鼎談で語り合った(2006年3月3日)

3年ぶりに巨人の春季キャンプを視察し、新加入の小笠原道大選手を激励する(2007年2月16日)

北京五輪・野球日本代表の合宿を訪問。星野仙一監督と談笑する(2008年8月2日)

両国国技館で大相撲を観戦。約50年ぶり2度目で、「力士のぶつかる音、ほとばしる汗。生は迫力が違う」と興奮気味だった(2011年1月16日)

東京ドームに都市対抗野球を観戦に訪れて、満面の笑顔をみせた(2012年7月17日)

シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんとの「五輪招致」対談に臨む(2013年8月26日)

松井秀喜氏と2人、国民栄誉賞の表彰式後にユニホームに着替えて始球式。松井さんが投げ、長嶋さんがバットを振ると、スタンドから大きな拍手が贈られた(2013年5月5日)

秋の園遊会で歓談。天皇陛下(現在の上皇さま)から「お体の方はいかがですか」と気遣われた長嶋さんは、「だいたい60%になっています」と笑顔を見せた(2013年10月31日)

球団創設80年の始球式で400勝の金田正一さんとの1打席勝負。プロ1年目の開幕戦「4打席4三振」から56年目の2ショット(2014年7月4日)

巨人の春季キャンプを訪れ、阿部慎之助選手の打撃練習を見る。(2015年2月14日)

生まれ故郷の千葉県佐倉市で行われた少年野球教室で、子供たちに打撃指導をする(2015年10月3日)

東京写真記者協会の「スポーツ報道写真展」を訪れ、あまりにも有名な写真に懐かしそうに見入った(2018年3月3日)

東京ドームで原辰徳監督の出迎えを受ける(2019年9月27日)

川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、二軍で調整中の巨人・丸佳浩選手に身ぶり手ぶりを交えて助言する(2021年6月6日)

東京オリンピック開会式で、聖火を引き継ぐ(左から)長嶋さん、松井秀喜さん、王貞治さん(2021年7月23日)

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