豊島将之竜王(30)に羽生善治九段(50)が挑んでいる竜王戦七番勝負第4局は2020年11月27日まで2日間、鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で行われた。羽生九段の体調不良で2週間延期となった強豪対決。豊島竜王が3勝目を挙げて防衛に王手をかけるのか、羽生九段が復調してタイに戻すのか――。
対決前日
指宿市立今和泉小学校で開かれた歓迎会に出席した羽生九段。体調は回復したという<79>
歓迎会であいさつする豊島竜王<80>
子どもらの拍手を浴び、笑顔で歩く羽生九段<81>
歓迎会後、校庭を歩いた豊島竜王<82>
対局の会場となる指宿白水館で、検分を終えた両雄が一礼<83>
対局初日
豊島竜王が駒箱を開けた<84>
先手・豊島竜王、後手・羽生九段<85>
目薬をさす豊島竜王<86>
対局室に戻り、盤上に視線を突き刺す羽生九段<87>
両雄のおやつ。上段が午前で下段が午後、左が豊島竜王で右が羽生九段
両雄とも、鋭い眼光<88>
対局室に戻った豊島竜王。窓外の景色に一瞬、視線を投げた<89>
対局室の窓からは、錦江湾を一望できる
昼食メニュー説明のため、指宿白水館和食調理部の副部長が登場した。左が羽生九段の黒豚カツカレーで、右は豊島竜王の寿司
羽生九段の厳しい表情<90>
長考に沈む両雄。午後は、こんな場面が増えた<91>
豊島竜王の封じ手が入った封筒にサインする羽生九段<92>
封じ手の入った封筒を、豊島竜王が立会人の藤井猛九段に渡した<93>
対局2日目
両雄の前で、立会人が豊島竜王の封じ手を読み上げた<94>
初日以上に激しい攻防となった<95>
考えを深める羽生九段<96>
2日目のおやつ。左から、午前の豊島竜王、羽生九段。午後の豊島竜王、羽生九段
大盤解説会では(左から)佐々木勇気七段、藤井猛九段、貞升南女流初段らが登場し、局面を解説した<97>
大盤解説の会場は将棋ファンの熱気に満ちた<98>
顔をふく豊島竜王<99>
飲み物をとりつつ考える羽生九段<100>
2日目の昼食。左が豊島竜王、右が羽生九段
昼食後、対局室へ戻る豊島竜王。勝負は佳境に差し掛かった<101>
羽生九段も対局室へ<102>
戦いを優位に進めてきた豊島竜王。終盤、指す手つきから勝利への自信がにじむ<103>
113手までで羽生九段が投了。豊島竜王がシリーズ3勝目を挙げ、タイトル防衛に王手をかけた<104>
感想戦で対局を振り返る豊島竜王。タイトル通算100期を狙う羽生九段は、後がなくなった<105>
ところで、指宿名物といえば… 砂むし温泉
羽生九段は初日の前夜に訪れ、英気を養っていた<106>
豊島竜王は対局後に足を運び、熱闘の疲れを癒した<107>
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次局は12月5、6日に予定されている