平成の桜 過ぎゆく春

 
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 平成最後の春が過ぎてゆきます。今年は格別な思いで桜の花を見上げた人も多いでしょう。花の便りをもとに読売新聞のカメラマンが各地に足を運び、美しい桜の風景を写真に収めました。(読売新聞写真部)

縄文杉に向かう登山道が色づき始め、春の訪れを感じる鹿児島県の屋久島(3月22日、鹿児島県屋久島町で)=武藤要撮影

登山客の一団が通り過ぎると、登山道脇の桜の木にヤクシマザルたちが登り、周囲を警戒しながら花びらを口に運ぶ(3月22日、鹿児島県屋久島町で)=武藤要撮影

かつて炭鉱で栄えた福岡県の筑豊地方などを走る「平成筑豊鉄道」(4月4日、福岡県みやこ町で)=武藤要撮影

「平成筑豊鉄道」は平成元年に開業した。沿線の春を彩る桜は、ローカル線を見守り続けている(4月5日、福岡県赤村で)=武藤要撮影

山あいにひっそりとたたずむ宝珠寺の桜。樹齢約100年の桜を夕日が包み込む(3月26日、佐賀県神埼市で)=武藤要撮影

ライトアップされる宝珠寺の桜(3月26日、佐賀県神埼市で)=武藤要撮影

舟屋が並ぶ伊根湾を見下ろす海蔵寺。その境内に咲く大きな桜が陽光に照らされ、輝いていた(4月9日、京都府伊根町で)=武藤要撮影

小高い場所にある海蔵寺の天野祐至(ゆうじ)住職は、10年ほど前から、境内の樹齢約150年の桜をこの時期にライトアップしている。夕暮れ時、人の営みから漏れる明かりと桜の輝きが海面に淡い彩りを添えた(4月10日、京都府伊根町で)=武藤要撮影

日の出間もない朝日に美しい大木「わに塚の桜」が照らされた(4月3日、山梨県韮崎市で)=鈴木毅彦撮影

見事な枝ぶりと富士山の競演は、多くの人を魅了している(4月3日、山梨県韮崎市で)=鈴木毅彦撮影

ライトアップされ、薄暮に浮かぶ「わに塚の桜」。2013年に世界遺産に登録された富士山とともに美しい春を演出していた=鈴木毅彦撮影

樹齢350年の歴史を感じさせる太くごつごつとした幹。その枝先に淡いピンク色の花を咲かせる長興山紹太寺のシダレザクラ=上甲鉄撮影

苔むした太い枝が350年の樹齢を物語る(3月26日、神奈川県小田原市入生田で)=上甲鉄撮影

アート作品を制作するチームラボによる「呼応するランプの森 - ワンストローク、桜」。来場者に反応して、周囲に光が伝播するアート作品で、無数のランプが桜色に光ると満開の桜の中にいるような感覚になる(3月14日、東京都江東区の「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス」で)=武藤要撮影

アート作品を制作するチームラボによる「呼応するランプの森 - ワンストローク、桜」。来場者に反応して、周囲に光が伝播するアート作品で、無数のランプが桜色に光ると満開の桜の中にいるような感覚になる(3月14日、東京都江東区の「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス」で)=武藤要撮影

江戸城の石垣とお濠を望む皇居・乾通り。両脇には、ソメイヨシノやヤマザクラなど31品種103本の桜のほかモミジやマツなどが混植されている(3月30日、皇居・乾通りで)=三浦邦彦撮影

春と秋の一般公開は、多くの人に楽しんでもらおうという陛下の意向を受け、傘寿(80歳)の記念に2014年(平成26年)の春に始まった(3月30日、皇居・乾通りで)=三浦邦彦撮影

埼玉県坂戸市北浅羽の越辺川。その沿岸に約200本の「安行寒桜」と呼ばれる早咲きの桜が咲く。薄紅色のかすみのような景色は、「隠れた絶景スポット」として近年知られるようになり、多くの人々が訪れる(3月19日、埼玉県坂戸市で)=三浦邦彦撮影

この川は、何度も水害を起こしてきた。河川改修で堤防をかさ上げし、新たに整備された土地を名所にしようと、2000年(平成12年)に市民らが桜を植樹した(3月19日、埼玉県坂戸市で)=三浦邦彦撮影

世界文化遺産、富岡製糸場の建物の周囲で咲き誇る満開の桜(4月10日、群馬県富岡市で)=上甲鉄撮影

満開の桜がライトアップされた富岡製糸場(4月10日、群馬県富岡市で)=上甲鉄撮影

ライトアップされたサクラが夕闇に浮かぶ富岡製糸場(4月10日、群馬県富岡市で)=上甲鉄撮影

桜、チューリップ、菜の花。鮮やかな春の彩りが一面に広がる富山県朝日町。背後には、北アルプスの山々が白く輝く。この風景を地元では「春の四重奏」と呼び、町も情報発信している(4月16日、富山県朝日町で)=鈴木毅彦撮影

青空と舟川沿いの桜並木。美しい風景はSNSで話題になり、国内外から多くの観光客が訪れるようになった(4月17日、富山県朝日町で)=鈴木毅彦撮影

高田公園は、1990(平成2)年「日本さくら名所100選」に選定された。毎年、100万人前後の観光客が訪れる(4月9日、新潟県上越市で)=鈴木毅彦撮影

堀の周りに植えられた桜が高田公園の夜空を彩り、雅な姿を水面に映し込んだ(4月9日、新潟県上越市で)=鈴木毅彦撮影

夜空を背景に、ライトアップされた姿が浮かび上がる三春滝桜(4月16日、福島県三春町で)=上甲鉄撮影

満天の星空の下、月明かりを浴びて淡いピンクに浮かび上がる三春滝桜(連続して1時間7分撮影した写真366枚を比較明合成)(4月16日、福島県三春町で)=上甲鉄撮影

桜の名所として知られる福島県富岡町の「夜の森地区」で、東京電力福島第一原発事故後初めて、帰還困難区域内の桜並木が1日限りで開放された(4月6日、福島県富岡町で)=関口寛人撮影

町民ら約900人がバスに乗り込んでコースを巡り、車窓から八分咲きの桜を楽しんだ(4月6日、福島県富岡町で)=関口寛人撮影

津波到達地点に植えられ、震災の記憶を伝える桜が、この春も咲いている。植樹を行っているのは、認定NPO法人「桜ライン311」(4月17日、岩手県陸前高田市で)=武藤要撮影

市内の津波到達地点をつなぐように桜を約1万7000本植える計画で、現在は約1600本植えることができた(4月16日、岩手県陸前高田市で)=武藤要撮影

津波被害を免れ、金剛寺の不動堂を包み込むように咲き誇る桜。復興が進む様子を高台から見つめ続ける(4月23日、岩手県陸前高田市で)=鈴木毅彦撮影

金剛寺・不動堂周辺で咲き誇る桜。東日本大震災の津波からも逃れ、今なお咲き続ける(4月23日、岩手県陸前高田市で)=鈴木毅彦撮影

約2600本の桜が咲き誇る弘前公園。約100年ぶりに弘前城本丸の石垣修理工事が行われているが、平成最後の春に咲く桜を見ようと多くの人が集まる(4月23日、青森県弘前市で)=武藤要撮影

弘前公園内、春陽橋がまたがる西濠は、米国・ワシントンのポトマック河畔に似た風景として人気だ (4月24日、青森県弘前市で)=武藤要撮影

近年は、空がハート形に見える場所が人気になっている(4月23日、青森県弘前市で)=武藤要撮影

【撮影】読売新聞写真部・鈴木毅彦、上甲鉄、関口寛人、武藤要、三浦邦彦 【制作】読売新聞メディア局
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