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    数メートルの巨岩、被害拡大…山から住宅地へ

    • 住宅地に転がり落ちてきた巨岩(12日午前10時15分、広島県熊野町で)=野本裕人撮影
      住宅地に転がり落ちてきた巨岩(12日午前10時15分、広島県熊野町で)=野本裕人撮影

     西日本の記録的豪雨による土砂崩れのうち、広島県内では山から直径数メートルの花こう岩が転がり落ち、住宅地の被害を拡大させた可能性があることが、産業技術総合研究所の分析で判明した。岩は「コアストーン」と呼ばれ、過去に他の地域で起きた土石流災害でも確認されている。専門家は、山間地の表土が降雨で崩れる「表層崩壊」が引き金となり、大きな岩が住宅地を襲ったとみている。

     産総研の斎藤真博士(地質学)によると、中国地方や九州北部の山間部には花こう岩が多い。この近辺では、花こう岩が風化して生じた真砂土まさどと呼ばれる崩れやすい砂と、風化せずに残ったコアストーンが確認できるという。

     斎藤さんは今回、入手した広島県熊野町の被災地画像や映像を精査し、多数のコアストーンが住宅地を襲っている点に着目した。その原因として、降雨による表層崩壊が起き、大量の土砂と雨水が沢などにあるコアストーンを巻き込んで、流れ下ったとみられるという。

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    2018年07月12日 15時16分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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