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    難病の自己免疫性膵炎、発症の仕組み解明

     自分の体を免疫が誤って攻撃する自己免疫疾患の一つである「自己免疫性膵炎すいえん」の発症の仕組みがわかったと、京都大名誉教授の千葉勉・関西電力病院長(消化器内科)らのチームが発表した。診断や治療法の開発につながる可能性があるという。論文が9日、米科学誌に掲載される。

     この病気は国の指定難病の一種で、本来は、病気から体を守るために免疫が作る「抗体」が、自分の膵臓を攻撃して発症する。薬で症状を抑えられるが、根本的な治療法はない。

     チームは、患者の血液中にある様々な抗体をマウスに注射したところ、このうちの一つがマウスの膵臓に炎症を起こすことを確認。この抗体は膵臓の機能を維持する「ラミニン511」というたんぱく質を壊していた。この病気は診断が難しかったが、ラミニン511に着目することで正確な診断がしやすくなるという。

    2018年08月09日 10時09分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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